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note 344 ページ45

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しばらく佐野くんに抱き着いていると
吐いたおかげもあって気分が晴れてきた。


佐野くんは私のおでこにキスしてくれたり
首に吸い付いたりしてきた。




「ん…」


マ「あー可愛すぎ」


九「ふっ」


マ「ココ写真撮って」


九「良いぜ」


マ「さんきゅ」




ココくんはPCを入れていた鞄からカメラを取り出して
私たちを撮影していた。




マ「パンツ映すなよ」


九「分かってる笑」


マ「ふふっ」


「さのくん…」


マ「ほらAスマイル」


「うっ」




佐野くんに頬っぺたを掴まれ無理矢理笑わされるが
すごい顔になっていると思う。


それを容赦なく撮影するココくんであった。




マ「いーかんじー」


「うー…」


九「社の顔おもしれぇ笑」


マ「あはっ」


「さのくん…ちゅー」


マ「はいはいキス魔だなー」


九「!」




佐野くんが笑いながら私の顔を両手で包んで
優しくキスしてくれていた。




九「(この角度良いわ…)」




ココくんはキスしてる所が見えない様に
後ろや斜めからそれを撮影していたという。




マ「満足した?」


「ん…」


マ「ほーんと変態なんだから〜」


「…ん」




うとうとしている私のおでこに自分のおでこを合わせてニカッと笑う佐野くん。その顔がボヤボヤしてるけど少しだけ見えて私は嬉しくなった。




九「(どっちも顔だけは良いから絵になんなー…撮っとこ)」




幸せそうな2人の表情をココくんは逃さず撮影した。




「ふふっ」


マ「可愛いなぁ」


「がう…」


マ「え?なに?ライオンの真似?」


「がうっ」


マ「可愛い〜弱そう」


「ん…」


マ「俺が食ってやる」


「えへへ」


マ「がう」


「ふふっ」









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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時

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