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2人とも身バレ防止のためマスクと帽子を被っている。
インフル流行ってるからマスクしてても浮かないし、帽子も深く被りすぎてないので普通の人たちに見えると思う。
マ「んー」
「迷うね」
マ「アイスにするかお菓子にするか…」
「佐野くんご飯も選んでね笑」
マ「んー…」
さっきからアイスコーナーとお菓子コーナーを行ったり来たりしている佐野くん。全くご飯選ぶ気なくて面白い。
私はあんまりお腹空いてないからおにぎりとか
少ない物で済ませようと思っていた。
マ「団子もアリじゃね?」
「美味しいよね」
マ「何団子好き?」
「みたらし団子と三色団子」
マ「王道じゃん」
「佐野くんはあんこ?」
マ「なんでも好き」
「良いねっ」
マ「うん。じゃ今日はAの好きなのにしよっと」
「!」
マ「一緒に食おー」
「…うん!!」
マ「かわいっ」
その後お菓子コーナーに戻ろうとしていた佐野くんを引っ張って先にご飯を選んでもらった。飲み物等も買って買い物は終わった。
マ「飴」
「はい」
マ「ん」
帰り道もしっかりと手を繋いでくれる佐野くん。
コンビニに行くのでさえ佐野くんと一緒だと楽しい。
マ「外暗いなー」
「日入り早いもんね」
マ「だな」
「お化け出るかもっ」
マ「…お前次言ったら首絞めんぞ」
「ごめんごめん」
マ「ふん」
「ふふっ」
佐野くんは今日のホラー映画を思い出したのか
私にグッと近づいて来た。
「佐野くんがそういうの苦手だと思わなかったなぁ」
マ「信じてねーけど遭遇したら嫌だろ」
「確かに」
マ「つかなんでA怖くねーの?」
「生きてる人の方が怖いもん」
マ「えー?そーか?」
「佐野くんは最強だから怖くないかも知れないけど私はまだ怖いの」
マ「女も男も関係なくボコるのにビビってんのウケる」
「ちょっと言い方に悪意があるよ」
マ「あはっ!」
「それに佐野くん居ないと勝てないし」
マ「んじゃ俺とAは最強のコンビだなっ」
「それもそれで困るなぁ…ドラケンくんなら分かるけど」
マ「ケンちんがいねーからAが強くなってケンちんみたいになってよ」
「あと50年はかかるけど大丈夫そう?」
マ「なげーよ笑」
「無理だよドラケンくんみたいなんて」
比べる対象が強すぎる。
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作者名:Sちゃん | 作成日時:2021年9月23日 23時