無愛想。54 ページ10
沖田「だが、話したくねェなら無理には聞かねェし、話したいと思ったらいくらでも聞いてやらァ」
その言葉で「あぁ、沖田は気付いてたんだな」と気づいた。
沖田だけじゃなく、近藤さんや土方さんも気付いてる上で聞いてこないんだろう。
ここまでよくしてくれているみんなに隠し事をしていると思うと心が痛む。
「、、ごめん」
心の底からそう思った。
沖田「そんな面すんじゃねェ」
その言葉に顔を上げ沖田の方を見るとパチリと視線が合う。
そして腕を伸ばし優しく私の頬を撫でる。
いつもと違う沖田に戸惑う。
沖田「惚れた女にそんな面して欲しくねェ」
「、、へ、?」
沖田「好きでさァ」
その一言で心臓がキューっとなって全身に熱が回る。
「、、からかってる、、?」
もう残された選択肢はそれしかない。
すると沖田の顔が近づいて来て唇に柔らかい何かが触れ、チュッと音を立てると離れる。
沖田「本気」
「あ、の、えっと、」
沖田「そうやって赤くなってる方が可愛いし似合ってらァ」
「なっ、、!」
沖田「んじゃ、おやすみ」
沖田は立ち上がり私の頭に手を置いて行ってしまった。
「なにさ、、」
私は、肩にかけられた沖田の羽織りを握りしめ熱が冷めるまで風に当たった。
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作者 - ぱーむくーへんさん» 素敵なコメントありがとうございます!そう思ってくださるぱーむくーへんさんが作者はしゅきです^ - ^ (2020年10月4日 1時) (レス) id: 4e64e86f01 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - え、しゅき (2020年10月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 背後霊(なりかけ)さん» ありがとうございます、!!ご期待に応えられるよう頑張ります!! (2020年9月15日 17時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
背後霊(なりかけ)(プロフ) - 作者さん» いえいえ。これからも頑張って下さいね。このお話好きなので! (2020年9月14日 0時) (レス) id: c6a274d481 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ご指摘ありがとうございます!不快な思いをさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご指摘いただいた箇所は訂正させていただきました。今後も作品を見てくださると嬉しい限りです。今回のご指摘、本当にありがとうございました! (2020年9月13日 0時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時:2020年8月28日 23時