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無愛想。49 ページ5

沖田「行くぞ」



「うん、ッ、!!」





踏み出そうとすると左足に激痛が走る。




完全に足を撃たれていたことを忘れていて、
思わずその場でしゃがみ込む。





沖田「足か?」



「、、うん」





少し先を歩いていた沖田が立ち止まり急にしゃがみ込んだわたしの様子を伺う。





沖田「さっきはあんなに俊敏に動いてたろィ」





きっと晋助に刀を突きつけた時だろう。




あれはあれだ。




そうせざる終えなかったしそんな事考えたり感じてる余裕もなかった。




今はまた状況が違う。





「落ち着いたらすぐ行くから先行ってて」



沖田「アホか」





目の前まで来て暴言を吐かれる。





「いや、なんでそんな暴言吐かれなきゃならないのさ」



沖田「乗れ」





しゃがんで乗れと言ってくる。





「え、?」



沖田「待つのも時間の無駄でィ。いいから乗れ」





まぁ確かにみんなを待たせてしまうのは申し訳ない。




粛清は思った以上に負担のかかるものだし、
みんな疲れているだろう。




私はそういう道を歩んできたので例外だが。





「、、お願いします」





できればあまり頼りたくはないが、みんなのために今回はお言葉に甘えさせていただくことにした。




特に沖田には本当に頼りたくない。




なぜかというと、
後で何言われるかわからないクソサドだから。




沖田の背中は思っていたよりも大きくてしっかりしていた。




細身だし身長もそんなに高くないからあんまり思わなかったけど、こうしてみるとやっぱり男の人なんだなと実感する。




変に心臓がうるさくなり、
顔を埋めるとすごく安心した。




粛清の後だったから血生臭さはあったけど、
ひん曲がった性格とは裏腹に優しい香りがした。




そこで意識は途切れた。

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 元攘夷志士   
作品ジャンル:アニメ
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作者 - ぱーむくーへんさん» 素敵なコメントありがとうございます!そう思ってくださるぱーむくーへんさんが作者はしゅきです^ - ^ (2020年10月4日 1時) (レス) id: 4e64e86f01 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - え、しゅき (2020年10月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 背後霊(なりかけ)さん» ありがとうございます、!!ご期待に応えられるよう頑張ります!! (2020年9月15日 17時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
背後霊(なりかけ)(プロフ) - 作者さん» いえいえ。これからも頑張って下さいね。このお話好きなので! (2020年9月14日 0時) (レス) id: c6a274d481 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ご指摘ありがとうございます!不快な思いをさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご指摘いただいた箇所は訂正させていただきました。今後も作品を見てくださると嬉しい限りです。今回のご指摘、本当にありがとうございました! (2020年9月13日 0時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年8月28日 23時

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