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無愛想。80 ページ36

そこで私はふと疑問に思ったことがある。





「沖田、髪結うのうまくない?」





女の私でさえこんな髪型しないのに沖田はそれがやたら上手い。





沖田「姉上がやってたのを見様見真似でやっただけでさァ」





うんあれだ。





「器用なのね」



沖田「お前とは違ってな」





とても腹が立つが、ここは否定のしようがない。




私も決して不器用ではない。
むしろ器用なほうだ。




だけどこいつは別格の器用さだから何も言えないのだ。




私が悶々としていると不意に沖田の手が私の頬に触れる。





沖田「似合ってらァ」



「ッ、ありがと、、」



沖田「キス、していいか?」





温かい温もりを持った手で私の頬を優しく撫で、
熱を帯びた紅い瞳に見つめられる。





「いっつも勝手にするくせに、、」





こんな時だけ聞くなんて調子が狂って仕方ない。





沖田「そりゃどーも」





最初は触れるだけの口付けだったのに、
だんだん深くなり息が上がる。





「お、きッ、、!」





足りなくなった酸素を取り込もうと呼びかけるもその隙を狙って舌を滑り込ませてくる。





「ン、、」





今まで感じたことのない感覚に意識が飛びそうになり、沖田の着流しをキュッと掴む。




そんな私を察知したのか静かに離れる。





「ハァハァ、、」



沖田「これくらいでそんなんになんのかよ」





息が上がる私とは反対にからかうほど余裕がある沖田。





沖田「本当はこのまま抱きてェとこだが、
歯止め効かなくなりそうだからやめとくわ」



「なっ、に言ってんのさ、!」





どさくさに紛れてとんでもねぇ発言聞こえてきたよ。





沖田「それにキスだけでこんなんなってんだ、
ガキのテメェにはまだ早いだろ」



「ガキで悪かったな」

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設定タグ:銀魂 , 沖田総悟 , 元攘夷志士   
作品ジャンル:アニメ
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作者 - ぱーむくーへんさん» 素敵なコメントありがとうございます!そう思ってくださるぱーむくーへんさんが作者はしゅきです^ - ^ (2020年10月4日 1時) (レス) id: 4e64e86f01 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - え、しゅき (2020年10月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 背後霊(なりかけ)さん» ありがとうございます、!!ご期待に応えられるよう頑張ります!! (2020年9月15日 17時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
背後霊(なりかけ)(プロフ) - 作者さん» いえいえ。これからも頑張って下さいね。このお話好きなので! (2020年9月14日 0時) (レス) id: c6a274d481 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ご指摘ありがとうございます!不快な思いをさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご指摘いただいた箇所は訂正させていただきました。今後も作品を見てくださると嬉しい限りです。今回のご指摘、本当にありがとうございました! (2020年9月13日 0時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)

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作成日時:2020年8月28日 23時

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