無愛想。79 ページ35
初デートが終わり屯所に戻った私は風呂に入り、
着流しに着替え、机に向かって本を読む。
でもやっぱり今日のことで頭がいっぱいでなかなか読み進められなくて。
沖田「入るぞ」
「あ、うん」
寝る時間にしては早いしどうしようかと思っていると沖田が部屋に来た。
沖田は私の近くに腰掛ける。
私は本を閉じ沖田と向き合う。
「どうしたの?」
沖田「後ろ向け」
質問の答えどころか命令される。
「いや、なんで?」
沖田「いいから」
何か悪さをするんじゃないかと不審に思いつつ気をつけながらも後ろを向く。
これでなんか悪さしたら絶対ぶっ飛ばしてやる。
すると沖田は私の髪を触り出す。
「何してんの?」
私の問いに答えず触り続けるもんだから不思議でしょうがない。
てか普通になんか一言くらい言ってくれたってよくない?
沖田「できた。こっち向け」
「いやほんとなんなの」
渋々私は沖田の方を向く。
沖田「んなブサイクな面してねェで鏡見てみろィ」
「いや、失礼だな。ったく何したのさ、、え、?」
ブサイクと言われたことを多少根に持ちつつ鏡を見ると、いつもとは違う髪型に、初めて見る綺麗な簪が付いていた。
「え、沖田これ、」
沖田「なんとなく好きそうだから買っただけでィ」
嘘だ。
私がこの簪を見ていて気にして買ったんだ。
でもそれがすごくすごく嬉しくて。
ちゃんと見ていてくれてるんだなってすごく嬉しくて。
「、、ありがとう」
299人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「銀魂」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
作者 - ぱーむくーへんさん» 素敵なコメントありがとうございます!そう思ってくださるぱーむくーへんさんが作者はしゅきです^ - ^ (2020年10月4日 1時) (レス) id: 4e64e86f01 (このIDを非表示/違反報告)
ぱーむくーへん - え、しゅき (2020年10月1日 13時) (レス) id: 4fbbe91aff (このIDを非表示/違反報告)
作者 - 背後霊(なりかけ)さん» ありがとうございます、!!ご期待に応えられるよう頑張ります!! (2020年9月15日 17時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
背後霊(なりかけ)(プロフ) - 作者さん» いえいえ。これからも頑張って下さいね。このお話好きなので! (2020年9月14日 0時) (レス) id: c6a274d481 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - ご指摘ありがとうございます!不快な思いをさせてしまったなら本当に申し訳ありません。ご指摘いただいた箇所は訂正させていただきました。今後も作品を見てくださると嬉しい限りです。今回のご指摘、本当にありがとうございました! (2020年9月13日 0時) (レス) id: cdaa4bb7d3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年8月28日 23時