無愛想な。2【沖田総悟】

無愛想。48 ページ4

また子の後ろで刀を突きつける沖田。





沖田「あたり引いた割には情けねェな」





足を撃たれて思うように動けない私のことを言っているのだろう。





「また子ーそいつのドタマぶち抜いていいよ」



沖田「せっかくきてやったのにそれはねェや」



「だったら少しは心配しろクソサド」



高杉「ｸｸｯ、A、お前そういうとこは昔と変わらねェなァ」



沖田「何呑気なこと言ってやがる」





いや本当だよ。




あんたの部下人質に取られてんだよ？




わかってんのかな。





高杉「お前にはそんな所似合わねェよ。
お前は戦狂ってる方が似合う。なァ、はくり、」





その名を口にする前に首元に刀を突きつける。





「その名を口にするな。」





晋助にしか聞こえないように低くはっきりと呟く。





高杉「ﾌｯ、まぁ今回はAに免じて引いてやらァ。」





そういうと船から飛び降りあらかじめ用意してあったのか小舟に乗り換えて行ってしまった。





来島「晋助様！」



「沖田、そいつ解放して」



沖田「、、わーったよ」





また子は晋助の後を追って行ってしまった。




こんなことは絶対にしてはならないのは分かっている。




だけど、それでも今はまだ捕まえてはいけない気がした。




なんでそう思ったのか、感じたのかはわからない。

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