無愛想な。2【沖田総悟】

無愛想。58 ページ14

山崎「Aちゃん、最近丸くなったよね」





食堂で朝食をとっているとジミーにそんなことを言われる。





「え、太った？」





食べている量と動いている量があってないのだろうか。





山崎「いや、そうじゃなくて！前と比べて雰囲気かな？表情とか柔らかくなったなって」





あぁ、そういうことか。




確かに少しずつだが笑えるようになったり感情が戻ってきている感じはする。





原田「確かに最初来たときなんかはなんていうか近寄りがたい雰囲気だったよな」



「え？そうなんですか？」





私そんな雰囲気出してた記憶ないんだけどな。





山崎「何考えてるかわからないし、話す機会もあんまりなかったからね。まぁ何考えてるのかわからないのは今も時々あるけど」





なるほど。
私はみんなにそういう風に思われていたのか。





原田「でもすぐにAちゃんがいい子だって分かったし、今じゃこうして話せてるしな」



「私もみんなと一緒に過ごせて幸せです。だから私を受け入れてくれた真選組にはすごく感謝してるんですよ」



山崎「僕らもAちゃんと一緒に真選組でいれてすごく幸せだよ」





ジミーも原田さんも含めてやっぱりここは私にはもったいなさすぎるくらい素敵な場所で。




こういう風に温かい言葉をかけてくれるみんなと、
この先もずっと一緒にいたいと思う。




もしそれが叶わなかったとしても、私の命に変えてでも真選組を守ろうと改めて心に決めた。

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