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cnside
ふと、僕がJUMPに来た時のことを思い出す。
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大貴と出会ってから三年後、僕たちは無事に卒業して、晴れて警察官になった。
大貴は生活安全課、ぼくは二課に配属された。
特に行きたい部署とかなかったし、どこでもいいと思っていたけど、正直に言えば大貴と同じ部署が良かったな、なんて思ってた。
cn『…はぁ。』
毎日つまらなかった。
元々警察になりたかったわけじゃないし、
脱税だの密輸だのそんなのどうでもよかった。
''知念ひとくちやるよ!''
大貴が僕の一口欲しいからでしょ。
''あ!それ俺があげたTシャツ!"
そんなに嬉しそうな顔しないでよ。大貴がよこすから着ただけだし。
''ちーねん、ひま〜"
ノックしてから部屋入ってきてって言ってるじゃん。ていうか、暑いから抱きしめてくんのやめてよね。
考えるのは、大貴と過ごした毎日のことばかりだった。
そんなある日、珍しく残業をしていた僕のもとに公安を名乗る背の高い男が現れた。
『まぁもうすぐ、''元''公安になるんだけど。』
あんたのことなんてどうでもいいし。
その男の話を聞けば、どうやら新しく作るチームに僕を入れたいということらしい。
チームの待遇はきっと悪い、だけど絶対に後悔はしない、
…意味わかんないし。しかも地下室ってなに。
『君の力を貸して欲しい。』
『…断ります。』
急いで帰り支度をして逃げる。
面倒なことはごめんだ。
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cn『何度来られても困ります。僕は今のままで十分です。』
その男は何度も何度も僕のもとに来た。
『どうしても必要なんだ頼む、』
もう話にならない。
シカトを決めて、男の横を通り過ぎようとしたその時、
yb『大貴、』
僕は思わず立ち止まる。
yb『お前の同期の有岡大貴もいるよ、』
大貴も…?
またあのキラキラした毎日に戻れる…また大貴と同じ場所で働ける…
そう思ったら自ずと答えは一つだった。
cn『…その話、受けてあげてもいいよ。』
''元''公安の男…、宏太はニヤリと笑った。
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僕毎日が眩しいんだ。
大貴もそう思ってくれてる?
…なんて聞くまでもないか。
ar『知念!俺にもアイスひとくち!!!』
大貴は僕のこと大好きだもんね。
《episode2.小悪魔の太陽は/end.》
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蒼海(プロフ) - はなもさん» 優しいお言葉ありがとうございます…! (2020年1月27日 10時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
はなも(プロフ) - この話いのあり好きな私からしたらものすごく大好きな小説なので自分のペースで更新頑張って下さい!待ってます! (2020年1月27日 6時) (レス) id: 1cb17799b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - あみおかさん» ありがとうございます! (2020年1月26日 22時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
あみおか(プロフ) - やぶひかの展開が気になります!更新頑張って下さい! (2020年1月18日 13時) (レス) id: 1a4f58f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - 圭人愛ing者さん» ありがとうございます! (2019年12月23日 10時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼海 | 作成日時:2019年5月8日 22時