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hk『薮さん！これなんなんですか！
こんな乱雑な資料見たことない…薮さんほんとに公安の人？？』
丁寧に扱われていたのが嘘みたいな扱いに変わり、
hk『おい薮、お前ほんっとにやる気あんの？？このまま地方に放り出されるんじゃね？』
薮''さん''が、おい''薮''に変わり、
それでも…
yb『かーわいんだよなぁ…』
in『うわきっしょ、』
いつもの大衆居酒屋。
東京と宮城を行ったり来たりする俺の相手をしてくれる同期の伊野尾はいっつもこんな感じだから気にしてない。
in『あんなに地方案件嫌がってたのに。』
yb『だって、見つけちゃったんだよ…運命の人。』
in『運命の人って、アンタねぇ。今までボロッボロになって捨てられた元カノさんたちを思うと…くっ、おれ涙が…』
でた伊野尾のわざとらしい泣き真似。
ボロッボロにしたかどうかは置いといて、
俺は一度も歴代の彼女たちを捨てたことはない。いつも捨てられてる。
(私のことなんとも思ってない薮くんとはもう一緒にいられない…っ)
まぁ…こんな感じに。
yb『そういうお前だって女の子傷つけて泣かせまくってるだろ。』
in『ま、どっかの薮くんと違って俺は自覚アリだから。』
yb『自慢気に言うことじゃねぇし。』
つか自覚アリのほうが罪深いだろうが。
yb『おめぇにはわかんねぇだろうな
こう、なんつーか、きゅん、ってするような気持ちが。』
in『残念。俺にも甘酸っぱい気持ちくらいわかります〜』
俺の場合まだはじまってもないけどね〜
そう言って柔らかく微笑む姿を見て
こいつも誰かを想ってるってことを悟る。
in『まぁよかったよ。人でなし薮くんが本気で人を好きになったみたいで。経費で恋人との逢瀬を楽しんでることにも多少は目瞑っといてやるよ。』
恋人じゃないしちゃんと仕事もしてるけど…
あながち間違いとも言えなかったので、静かにぬるくなったウイスキーを煽った。
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終わり
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蒼海(プロフ) - はなもさん» 優しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年1月27日 10時) (
レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
はなも(プロフ) - この話いのあり好きな私からしたらものすごく大好きな小説なので自分のペースで更新頑張って下さい！待ってます！ (2020年1月27日 6時) (レス) id: 1cb17799b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - あみおかさん» ありがとうございます！ (2020年1月26日 22時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
あみおか(プロフ) - やぶひかの展開が気になります！更新頑張って下さい！ (2020年1月18日 13時) (レス) id: 1a4f58f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - 圭人愛ing者さん» ありがとうございます！ (2019年12月23日 10時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼海 | 作成日時：2019年5月8日 22時
