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yb『………やっぱ無理。』
ym『無理じゃない！！！』
やっとスマホを構えたと思ったら、即座に頭を抱えてを繰り返しているこの人は、一応俺の尊敬する上司なはず、なんだけど…
今はまるで好きな人に連絡できずにいる男子高校生みたい。
ar『薮ちゃんもう諦めてとっととかけちゃいなよ。ひかがいないとなんかむずむずするし。ごめん！って言えばいいんだよ。』
yt『まぁみんながみんな大ちゃんみたいにまっすぐなわけじゃないからね…。薮くんただでさえ天邪鬼なんだから。』
苦笑いしてる裕翔くんはこんな時にも濁したりしないでまっすぐ、かつ正直だ。
tk『恋は駆け引きが大事って言うし押しすぎるのもよくないと思うけど。』
kt『なんか…雄也が言うと深みが増すね。』
cn『まぁ宏太の場合引いてばっかりいるから拗れるんだけど。』
そんなこんなでうだうだしていると内線が鳴る。
ーriririri.
cn『はい、特捜班。
…わかりました。』
yb『おい、俺に許可取れよ。』
cn『今はフィアンセのことでうじうじしてるいい歳した、ただのおじさんでしょ。』
kt『さすがに薮ちゃんがかわいそうじゃ…』
yb『…3個しか違わないくせに。』
わかってたけど大体のルールの権限はある意味知念にあるんだよね…
っていうか薮くんはもはや電話をかける気もない。どうすんのよ。
cn『はいはい、宏太はもうほっといて。
ここからそんなに遠くないアパートの大家さんから、男の怒鳴り声と女の子の泣き声が聞こえるんだってよ。虐待がないか心配だから見てきて欲しいんだって。
ってことで誰行きますか〜。』
ym『え、まってさすがにこれはおかしい、第一児童相談所は？』
cn『子供に外傷は見られなかったからまともに取り合ってもらえなかったらしいよ。
依頼人の大家さんもすごいよね。今月だけで53回も連絡して来てる。暇なのかな。』
yt『知念ちゃんそこは人思いって言いなさい。』
知念は転送されて来たばかりのデータを見ながらなんとも思わないない顔で適当に返事してる。
yb『俺が行く。』
yt『あら珍しい。』
いっつも人に押しつけて自分は待機なくせに。
yb『ほら、なんつーか…たまには最年長っぽくかっこいいとこ見せようと思って。』
目が泳いでる。
これは…怪しい。
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蒼海(プロフ) - はなもさん» 優しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年1月27日 10時) (
レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
はなも(プロフ) - この話いのあり好きな私からしたらものすごく大好きな小説なので自分のペースで更新頑張って下さい！待ってます！ (2020年1月27日 6時) (レス) id: 1cb17799b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - あみおかさん» ありがとうございます！ (2020年1月26日 22時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
あみおか(プロフ) - やぶひかの展開が気になります！更新頑張って下さい！ (2020年1月18日 13時) (レス) id: 1a4f58f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - 圭人愛ing者さん» ありがとうございます！ (2019年12月23日 10時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼海 | 作成日時：2019年5月8日 22時
