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ymside
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船はゆっくりと揺れる。
俺たちは今どのあたりにいるんだろう。
って言っても窓ないしわからないや。
cn『それからの毎日にはずっと大貴がいた。
どんなにやめてって言っても、うざい顔しても''ちね〜ん''って。』
ym『ふふ、今とさして変わんないですね。』
cn『でしょ。大貴ってずっと変わらないの。
人見知りのくせしてお人好しなところも、受け入れる人はとことん受け入れるところも。』
知念さんの眼を見ていたらわかる。
どんなに大ちゃんのことを大切に思ってるのか。
cn『大貴ってね。あぁ見えて繊細なの。だからと言って苦手な人に嫌な態度とったり、わざと突き放したりはしないんだけど、たださりげなく、誰も気づかないように心を閉じるの。』
それはきっと俺が知らない、もしくはふたりにしかわからないような月日を重ねたからこそのものだ。
学生時代の大ちゃんをこの人はきっと一番近くで見てきたんだ。
cn『だから一瞬でわかった。大貴、あんたに気を許したんだって。
人見知りな大貴があそこまで自分から行くなんてことなかったし、いままでそんなことなかったから。だから…何も変わらないはずの大貴の隣が、一瞬で変わる気がして怖かった。』
それはまぎれもない事実なんだろう。
でも俺にとってはまったくの初耳だった。
だってあんなにグイグイ来たし…人見知りだなんて思うはずない。
なによりそんな風に感じてたのか…
cn『でも…
なんかさっきの姿見たら…大貴がすぐ懐いたのわかる気がしちゃったし…なにより、そんなことどうでもよくなっちゃった。』
ym『え…』
cn『僕のこと庇ってくれてありがと、
…涼介。』
知念さんに初めて呼ばれた自分の名前に思わずドキッとしてしまう。
あれ、なんだこれ…嬉しい。
なんだか知念さんに認められた気がして…
とにかく嬉しい。
ym『知念さん…』
そんなかわいい嫉妬であたりが強かったのかよと思う反面、それは知念さんの中ですごく重大なことだったんだろうと思う自分もいる。
それだけ知念さんの中で大ちゃんの存在はそれだけ大きいってことか。
cn『っていうか。いつまで僕に敬語なの？同い年なはずなんだけど。』
ym『…その口が言う？』
ふふふって小悪魔みたいに笑ってるけど、全然可愛くないかんね？…うん、可愛いなんて思ってないから！！！
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蒼海(プロフ) - はなもさん» 優しいお言葉ありがとうございます…！ (2020年1月27日 10時) (
レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
はなも(プロフ) - この話いのあり好きな私からしたらものすごく大好きな小説なので自分のペースで更新頑張って下さい！待ってます！ (2020年1月27日 6時) (レス) id: 1cb17799b7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - あみおかさん» ありがとうございます！ (2020年1月26日 22時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
あみおか(プロフ) - やぶひかの展開が気になります！更新頑張って下さい！ (2020年1月18日 13時) (レス) id: 1a4f58f7c6 (このIDを非表示/違反報告)
蒼海(プロフ) - 圭人愛ing者さん» ありがとうございます！ (2019年12月23日 10時) (レス) id: dcfd61658f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼海 | 作成日時：2019年5月8日 22時
