EPISODE7-46 模索コンタクト！ ページ6
No side
『もしかしてこの島は今……時間が、止まってる？』
マレウスの魔法の効果を目の当たりに、オルトは絶句する。
『だから外に出ようとすると元の場所に引き戻されるってこと？つ……つまり……マレウス・ドラコニアさんが使った魔法は生物を睡眠状態へ陥らせるものじゃなく、魔法領域内部の時空を、すべて凍結させる魔法……？
その推測を出した直後、オルトは声を荒げる。
『信じられない！そんな伝説級の魔法、魔法史の教科書でしか見たことないよ！時空を操れる魔法士なんか、現実に存在するの？そんなの……まさに、“生ける災害”じゃないか』
これまで記録された魔法災害とは違う。
規模も、威力も、全てが桁違いだ。
『…………………………。どうしよう。僕たち……今、とんでもないことに巻き込まれている気がする。一刻も早く、『S.T.Y.X.』に知らせなきゃ。でも、どうやって？
なんとか冷静さを取り戻し、これまでの状況を整理する。
『たしか、僕の緊急魔法災害警報は、マレウスさんの魔法発動より一瞬早かったはず。警報を『S.T.Y.X.』がキャッチしてくれていれば……でも、もし……マレウスさんの魔法が時空の凍結じゃなく、心身を害する効果がるものだとすると……栄養補給もなしに眠り続けたら、肉体が衰弱する可能性だってある』
その場合、この島にいる全員が死ぬ可能性が高い。
救援を待っている時間は、無いに等しい。
『ただ救援が来るのを待ってなんかいられない。でも、ギアが動かせない今の僕じゃどうしようも…………いや、待てよ。兄さんのタブレット……確か『S.T.Y.X.』が試験的に打ち上げた衛星ブロードバンド用の通信衛星につなげられるようになってたはず』
そう言いながら、かつてイデアと一緒にした作業を思い出す。
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ブロッサム(プロフ) - 単純にルナ(月)＋ティア(涙)を合わせただけです！ (7月4日 21時) (
レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - 以前から気になっていましたが、ルナティアの由来はなんですか？ (7月4日 21時) (レス) @page37 id: 2608239bf3 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - また誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
ミア - あと、同じ27ページのグリムのセリフの最後の辺りが混雑してますが… (6月17日 18時) (レス) @page27 id: dde337a564 (このIDを非表示/違反報告)
ブロッサム(プロフ) - 誤字報告ありがとうございます (6月17日 18時) (レス) id: b52f0561ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ブロッサム | 作成日時：2023年6月7日 0時
