【おそ松さん】要らない子の分際で。 2人目

要らない子 52人 ページ6

十四松side








一松兄さんの番が終わったから…









次は僕の番だね。











僕がAに嫌がらせをする番。









…嫌だよ。









嫌。したくない。Aが嫌がるところなんて、見たくない。












どうして皆Aを分かってあげないの？
















毒を吐く時辛い顔をしてるのを、
















どうして皆気付いてあげられないの？













僕は知ってるのに。













Aが色んなものに耐えてること。






我慢してること。













でもなんにも出来ないってことは






















何も知らない兄さんとトド松よりも酷いのかな？







辛そうなのを見て見ぬふりをする僕は最低かな？


















でもやっぱり、僕Aが好きだよ。







大事な大事な、たった1人の妹。



















僕が君のほんとの心を見れた時。









あの時から、君は1人で泣いてたよね。














溜め込んで溜め込んで、吐き出せる場所はそこしかないなんて。



















────ねぇA。














僕を頼ってよ。









僕の側にいて、












僕のそばでまた────




































────────────笑ってよ。

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