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要らない子 83人 ページ38

おそ松「かあさーん?」



廊下に向かって声をかけるも、松代からの返事はない。





チョロ松「あれ、母さんいないの?」



トド松「聞こえてないだけじゃない?ほら、ご老人だし?」


カラ松「おい!トド松…」



カラ松が何か言いかけたその時、





松代「…誰がご老人よ」




松代が後ろに立っていた。






トド松「あっ…いやそのぉ…」


松代「だったらそのご老人が無理しないように、さっさと就職するのが普通じゃないかしら?」




松代の後ろに黒雲が渦巻きかけ、チョロ松が慌てて話を変える。






チョロ松「そっ、そんな事より母さん!Aに…何か、言われてないの?」



松代「何かってなぁに?」




話題が変わるとコロッと顔も変わる松代に、一同は ほっと安堵の溜息をついた。






チョロ松「ほら、A…なんか顔、腫れてたでしょ?」




チョロ松が恐る恐る問うと、松代は表情そのまま、ケロッとした顔で言った。









松代「あぁ あれね、あの子、寝てる時に柱で打ったんだって」








おそ松 カラ松 チョロ松 一松 トド松「「「「「…へぁ?」」」」」




松代「あの子も鈍臭いとこあるのねぇ。まるで、殴られたみたいに柱で打つなんてね」




ヒヤリとした。やっぱり母さんは感づいてるのではと思ったが、「それだけ?なら食器洗ってくるわ」と言って5人には何も言わずに歩いていった。






一松「…おそ松兄さん…」



おそ松「……」











母さんが歩いていった方を見つめたまま、おそ松は言葉を失っていた。

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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月2日 23時

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