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要らない子 72人 ページ27

カラ松「お前…おい、今なんて言ったんだ?」




こ、わ…



カラ松兄さんがじりじりとこちらに近づいてくる。


さながら狼、だね。





A「…っは、あんな奴居なくていいって言ったんだよ」




それでも必死に怖さを堪えて演技をしたら、突然胸倉を掴まれた。





カラ松「ふざけてるのか?」




A「い、ま更じゃねぇ?寝ぼけてんの?」





更にカラ松兄さんの顔が険しくなる。



怖いよー兄さん?



私結構頑張ってんだけどなぁ。




やっば…足ガックガク…





カラ松「お前に心なんてものはないみたいだな」





A「あっはは!あったり前じゃねーか、頭カラカラ空っぽ馬鹿兄貴」



そう言ってから私は、カラ松兄さんの手を振りほどいて、出ようと襖に手をかけた。








カラ松「お前なんて生まれて来なければ良かったのにな」





A「………」






そして襖を引き開けると、凄い勢いで閉めた。





バァン!





A「…………そうだね」






なんだか胸辺りがズキズキしてきた私の足は、自然と父さんと母さんの部屋へ向かっていた。







扉は開いていたのでそのまま中に入る。




A「…ねぇ、父さん。母さん」






松造「ん?どうしたんだ?」




松代「どうしたの?」





やっぱり夫婦だね。こんな所も似てる。






A「私ってさ……」
















A「生まれてこない方が良かった?」
















私がそう言うと、父さんも母さんも目を丸くした。

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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月2日 23時

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