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要らない子 66人 ページ21

翌日。






朝1番に起きた一松は、兄弟に報告をするべく、ずっと居間で待機していた。








本当は迷った。


言おうか言うまいか。









自分が言ったことで十四松が、







大切な相棒が兄に何をされてしまうのか。








何を言われてしまうのか。








でもこれは十四松の為。



悪い奴に騙された彼を救い出す為。









だから僕は言うと決めた。




1つ残らず、全てを。







ガララ…




襖が開く。







チョロ松「んー…おはよう一松」





一松「…おはようチョロ松兄さん」








眠い目を擦りながら卓袱台の前に座るチョロ松兄さんに近づく。








一松「…あのさチョロ松兄さん」






チョロ松「ん?どうしたの一松」











一松「松野家緊急会議…したいん、だけど…」









言う時、心臓が大きく振動した。






言ってしまったという感じがした。












チョロ松「…あぁ、いいよ。皆叩き起してくる」












チョロ松兄さんが去った後に押し寄せる罪悪感。









…悪い事はしていない。






むしろ十四松を思って、やる事。







なのに何で胸が痛い?




こんなに心が苦しい?












違う。僕は悪くない。








悪くないよ。













チョロ松「一松ー…みんな呼んできたよ」












おかしくなりそうだった所にチョロ松兄さんの声がかかり、






現実に引き戻される。











おそ松「んじゃ、松野家緊急会議、始めるぞー」






チョロ松「なんでお前が仕切ってんだよ」

























…ごめんな、十四松。

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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年4月2日 23時

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