要らない子 63人 ページ18
一松side
「…………ッ!?」
びびった…
なんか本能的に隠れたけど…なんで十四松アイツに話し掛けてんだよ。
………やっぱり裏切ってたのか…?
そんなはずないって頭で思いながら、
裏切られてないって口で言いながら、
本当はどっか、
裏切られてるって、心で感じてた。
まさか本当とはな。
いや、決まってないんだけど。
…まぁ取り敢えず話聞こう。
俺は2人の話に耳を澄ませる。
十四松「あの…A…」
A「…チッ、あんだよっせーな」
アイツ…俺の相棒になんて口聞いてんだよ…!
思わず歯ぎしりをしてしまう。
十四松「ぼ、僕…Aの事、信じてるよ」
A「はぁ?」
…!?何言ってんのあいつ…!
十四松「A…随分前に…
A「はぁ!?っ、そ、そんなん、ないし!」
ん?ちょ、十四松なんて言った?そこだけすげー小声だったんだけど。
十四松「そんな訳ない!僕知ってるよ!?」
A「違う違う違う!なんも知らないくせに勝手なこと言うなよ!」
だからなんて言ったんだよ…
十四松「僕は!Aの事要らない子なんて思わないよ!」
A「嘘つけ!どうせ騙してんだろ!?」
要らない子…?あぁ、なんかあったな。
結構前に言ったやつだけど。
十四松「信じてよA──「やめてよ兄さん…」…っ!?」
A「もう何も信じたくないんだよ。お前らなんか今更何言ってんのって感じだし」
そう言いながら振り返ったアイツは────
泣いていた。
A「さっさと消えろよ、クソ野郎」
十四松「
Aが去った後、十四松がそう呟くのが聞こえた。
…聞こえてるぞ、十四松…
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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年4月2日 23時