要らない子 59人 ページ14
十四松「僕ちゃんと嫌がらせしたよ!なんでー!?」
いつもの調子で言うようにしている十四松。
チョロ松「…十四松。お前汗。すごいけど」
でもやっぱり兄には敵わない。
おそ松「…なぁ十四松。お前がやった嫌がらせ、もっかい言ってみ?」
おそ松がいつもよりも1オクターブ低い声で聞いてくる。
十四松「えっ…と、Aのところにわざと行って、「邪魔」って言うのを繰り返して「嫌いなんだろ?」え、…うん」
おそ松「じゃあさ、何でわざわざ近づくような嫌がらせを選んだんだよ」
…怖い。いつもいつもだらけて兄弟に呆れられている兄さん。
怒った時の怖さなんて、全然見たことなかった。
…それでも僕は、松野十四松は、
Aを守らなくちゃいけないんだ。
大きく息を吸った。
十四松「だって僕、遠くからやったり作戦を考えるより、近くでする方が向いてるから……喧嘩の時みたいに」
おそ松「…ふーん?」
そう言うと、おそ松は疑わしい目を向けながらも、何も聞いては来なかった。
それから6人で布団に入り、全員が寝付いた…わけではなく。
十四松が完全に眠ったと判断すると、他の5人は布団を抜け出した。
“松野家緊急会議”を開くために。
議題は────────
おそ松「“裏切り者”について」
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しらたま - うぐっ...泣いてしまいました...。デカパンいいやつ...。あっ、おそ松推しです。 (2021年7月23日 11時) (レス) id: 24987e1d85 (このIDを非表示/違反報告)
likk - デカパンいいやつ (2019年5月29日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - 絢斗「ごめんね兄さん達…本当はあんなことしたくなかった…ッ担任の樋崎に言われたんだ。『兄弟を○す』って。ごめんね大切な兄さんたち。」 (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
絢斗 - はーい絢斗本人だよ…。 ただ自分の名前を絢香→絢斗にしただけ。 ちょっとなんかこの小説読んでたら泣けてきた 応援してます。 頑張ってください (2019年4月15日 17時) (レス) id: 936fc60342 (このIDを非表示/違反報告)
しょうどうぶつ(プロフ) - yurizuさん» ぐはっ(バタ)←気にしないでください (2019年3月31日 21時) (レス) id: 6b43d9f71a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:yurizu | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年4月2日 23時