Dr. 135 ページ37
診察も終わり蝶屋敷に戻らなければならないが、戻ればまた訓練だろう
正直に言うね。すごく今しんどいからもう少しここに居る。
訓練がめんどくさいとかじゃなくて真面目にしんどい、私もちょっと体調悪くなったかもしれん……
陽の当たる縁側を歩いていると見覚えがある場所に着いた
貴『ここは……いつぞやの審議所だ、審議所なのかは私知らんけど審議だって言われたし。
あの時禰豆子刺したやつ覚えてろよ、タンスの角に小指打つ呪いかけてやる。
まぁ多分本当に嫌な奴ではないように見えたから小指だけで許すよ』
そもそもあそこで本来なら敵とみなし斬るべき鬼を止めたことの方が罪、あちら側が合っているのだ。
それにあれだけの憎悪を鬼に向けているならば親族または大切は誰かが殺されたのでは無いだろうか……
貴『詮索はよそう。』
「さっきからごちゃごちゃ五月蝿いさっさとそこを退け」
なんか後ろから嫌な声聞こえた
振り向くと首に蛇を巻き口元に包帯のあるオッドアイのチビだった
貴『あれぇ?どこから声が聞こえたんだろう?おかしいなぁ空耳かな?』
小「どうやら殺されたいらしい。だからあの時処罰されれば良かったものを、お館様はこいつのどこがいいのだか。お館様に助けられたからと言って思い上がるなよ」
うわぁ無視すればよかった、こんなにネチネチしてる奴と喋るの私一番苦手なんだよなぁ……
でも私このチビには聞きたいことがあったんだよ
まだネチネチ言ってるそいつの口を、と言っても包帯だが手で塞ぎため息を着く
貴『聞きたいことがあります。良いですよね?』
小「俺はない。不愉快だ手を退けろ」
貴『あらそう?ズルズル』
小「おい引きずるな、離せ乱暴女」
貴『ハイハイこちらに来ましょうねー』
抵抗されるが最近の訓練で身につけた絡まりの術(?)で絶対離さぬように掴んだ
あまねさんに一部屋借りてその部屋に入った
小「どういうつもりだ?何をするつもりか知らんが下手なまねをすれば速攻に斬るからな」
すごく警戒した目で見られるが医者の好奇心とは止められるものではなかった
貴『1度だけでいい。診察をさせて』
小「俺のどこが悪いと言っている?お前の目は節穴なんだな。見ればわかるだろうすこぶる体調はいい」
私が言っているのは体調でもましてや頭(←)の診察でもない
貴『その口の包帯、ずっとやってますよね?医者の私がとても気になった故にこういう行動に出ました』
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kanayamamoto112(プロフ) - ヒロインちゃんが伊黒さんをかまぼこ隊に協力して貰って助けるお話楽しみです。 (7月6日 12時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
kanayamamoto112(プロフ) - はじめまして。面白かったです。続き楽しみです。 (6月27日 16時) (レス) id: 763c9aa7d5 (このIDを非表示/違反報告)
その… - 更新まだですか…?忍たまで生存確認はしてるのですが… (2022年1月10日 17時) (レス) id: ea7d5bd598 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫と葛(プロフ) - 好きなドクターXと鬼滅の刃のコラボなんてなんてうちとくこれからも楽しみに待ってます!!体調に気をつけてくださいね〜 (2021年10月5日 6時) (レス) @page40 id: 7de3012b83 (このIDを非表示/違反報告)
不死川実弥LOVE - 体調にお気をつけてください。コロナにも! (2020年12月29日 1時) (レス) id: 101530242c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宇宙人 | 作成日時:2020年2月19日 20時