41話 ページ43
白鳥沢学園 宮城県代表決定戦決勝 敗退(男子)
白鳥沢学園 宮城県代表決定戦決勝 進出(女子)
神凪「バス…乗ろう」
「「「はい」」」
自分達は勝った。でも。男子は負けた。絶対勝つなんてことは無いし絶対負けるなんてこともない。
この世界は″不安定″だと改めて思った。
・
ガラガラガラ
今日花さんがドアを開ける。そこにはやはりたくさんの顔が集まっていた。
涙が出そうなのをこらえる。
神凪「お疲れ様でした!!!」
「「「お疲れ様でしたー!!!」」」
やっぱり流れ出した涙は止まらなくて私だけ顔をあげれなかった。上からも鼻をすする音が聞こえる。
美和だ。
自分が情けなくて。1番泣きたいのは私じゃないのに。罪悪感が心を駆け回る。
ポン
天「応援してるからネ」
『っは、いっ』
鷲匠「泣いてないでお前らも100本サーブやってけや!!」
今日「うへ〜やだなぁ〜」
そういう今日花さんの声も涙声だった。私は顔を上げて歩き出した。
山形「全国おめでとう」
リベロだから一緒に練習していると山形さんが言った。
『ありがとうごだいます。お疲れさんじゃった。最後んボール凄かった』
山形「なんかAに言われると自信出るなー」
『自信しんけん持っちしもうてかんまんちゃ』
(自信めっちゃ持っちゃっていいですよ)
山形「ははっ」
「全国。行きたかったけど烏野は凄かったし俺らも万全だった。だからさ、全国優勝してこいよ!」
『っにごじゅうじゃ!』
(当たり前です!)
山形「じゃあ俺が鍛える!」
『そげな筋肉要らんわあ』
山形「付けといて損はない!!」
『うぎゃっ』
・
天「女子が全国優勝してインタビュー受けたら男子バレー部のミラクルボーイsatoriのおかげです!って言ってくれていいからね」
『??分かった!じゃあ絶対優勝する!』
天「Aちゃんてほんとに天然だよね」
『?』
瀬見「焼肉食って帰る?」
大平「瀬見が言うなんて珍しいな」
白布「瀬見さんの奢りなら」
瀬見「しょうがねぇな!!」
白布「あれ」
川西「全国おめでとう」
『ありがとう。でも川西君もすごい良いブロックやったね。あれならリベロもやりやすそう』
川西「そんな事ないない。天童さんの方が凄かった」
『んびしろしかねえなぁ!』
(のびしろしかないな!)
川西「お互い様だね」
白布「絶対勝てよ」
『にごじゅうじゃ!』
(当たり前!)
白布「画面越しに見てるから」
『心強いなぁ』
白布「自信持てよ」
『うん』
124人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
琥珀(プロフ) - コメントありがとうございます!ダイオウグソクムシって食べれるんですよね(笑)私もお菓子しか食べたことないんですけどあれめっちゃ好きです!更新頑張ります!コメントありがとうございます! (2020年5月7日 13時) (レス) id: e596ede8e2 (このIDを非表示/違反報告)
愛甘(プロフ) - 夢主ちゃんの好物がダイオウグソクムシでびっくりしました。私もダイオウグソクムシ好きなのでほんとに驚いて。ダイオウグソクムシって食べれるんですね!水族館のダイオウグソクムシのお菓子なら大好きです。この小説とても好きです。更新頑張ってください!! (2020年5月7日 8時) (レス) id: 93aef9f3cf (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ミクロ | 作成日時:2020年5月4日 11時