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出欠確認が終わり いよいよ殺せんせーを殺す時となった
渚はナイフを殺せんせーの心臓に定める
もう…殺らなくてはいけない時間だ
クラス全員に今までの記憶が走馬灯のように巡り巡る
触手を押さえている手が震える
ナイフを持っている渚の手も震えている
((ドクン ドクン))
A「(自分の心臓の音が直に聞こえるみたい…
陽斗達の心臓の音も聞こえそう…
全員の呼吸が…怖がっている…
いや…殺せんせー…死なないで…
殺したくない…一緒にいて…
先生…いかないで…)」
((ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン))
ナイフを持つ渚の呼吸が乱れていく
同時に波長も乱れる
震えながらも渚はナイフを振りかざす
渚「うわあぁあぁぁああっ」
((ピタ…))
渚の首筋に当てられたのは殺せんせーの柔らかくて細い触手
((トクン…トクン…))
次第に波長が落ち着いていく
A「(ナギの呼吸が…)」
殺せん「そんな気持ちで殺してはいけません
落ち着いて 笑顔で」
殺せんせーの言葉で1年の思い出が頭を過る
クラスの心音も落ち着き始める
A「(殺せんせー…ありがとう…
私に愛を教えてくれて…
歌を取り戻させてくれて…
担任でいてくれて ありがとう…)」
Aは薄ら涙を浮かべる
渚は顔を上げて 涙を流し笑顔で殺せんせーに伝える
渚「さようなら 殺せんせー」
殺せん「はい…さようなら」
余計な言葉は もう口には出さなかった
感謝 惜別 全ての感情を刃に込めて
魂を注ぐように 全身で"礼"をするように
渚はナイフを差し出した
殺せんせーを刺したナイフの間から 小さな光が
漏れだす
「卒業 おめでとう」
最後に 殺せんせーはそう言った気がした
殺せんせーの全身が 眩しく 優しく弾けた
光の粒子になって 彼女等の握った手から
＿＿＿消えていった
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てを。。(プロフ) - 完結おめでとうございます……！！結構前の作品でしたが最後の方は感動で泣きながら読ませていただきました、！自分の名前に【陽】が入ってることもあって最後はテンションがあがりました！！番外編などがあれば読ませていただきます！ (2022年8月13日 15時) (
レス) @page42 id: 7a7690f3c2 (このIDを非表示/違反報告)
エルナ - 完結おめでとうございます！自分の事のように嬉しいです。 (2021年11月21日 16時) (レス) id: 4a11265a40 (このIDを非表示/違反報告)
菜熊 - 完結おめでとうございます！とても面白いお話でした。殺Q編楽しみにしています。 (2021年11月19日 18時) (レス) @page44 id: 322d0c3366 (このIDを非表示/違反報告)
46猫(プロフ) - 桐山さん» ありがとうございます！ (2021年11月14日 8時) (レス) id: d55f453f72 (このIDを非表示/違反報告)
桐山(プロフ) - 完結おめでとうございます。とても楽しく拝見させて頂いていました！もし殺Q編も作成されるのでしたら気長に待っています！ (2021年11月14日 7時) (レス) @page43 id: ee8b8d0918 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：46猫 | 作成日時：2021年10月3日 10時
