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『…えっ?ああ!何でもない!先いってて!』
彼は後ろを見ながらそう言うと、また影から顔を出してニヤついていた
『トモ〜お前もこんな所でやるね〜』
私は恥ずかしさで顔が熱くなる中、友くんは面倒くさそうに彼の相手をしていた
友「うるせーな、違うって」
肩を組まれて大変そう。
と思っていると、急にその視線は私の方へ。
『…星野さーーーん』
彼のテンションはかなり高いようで…
私は笑って誤魔化すしかなかった
『俺言わないから。教えてよ〜
てか付き合ってたの〜?話してるとこ初めて見たんだけど俺〜』
友くんの肩を話すと、彼は私と友くんを交互に見ながらそう言い出した
友「だって今日初めて喋ったもん」
私が答えない代わりに、友くんが助けるようにズバズバと答えてくれる
思った通りの表情をするクラスの男子。
友「プロレスだよプロレス
お前もやるか?」
そして友くんはポーズを構えながらそう冗談を言えるほど、動揺もしていない
私は未だにドキドキしているというのに…
『…えー、星野とならやるっ!』
そう言って彼は私の所へ近付いてきて肩に手を置いた
友「おっセクハラ」
友くんはそう言いながら自分の弁当と、私の弁当を手に取ってまた戻ってきた
友「休み時間終わるから。
もっと話したかったけど邪魔者がね」
友くんはさっきの雰囲気も、顔の赤さも無かったようにしてそう笑っていた
『ああ?!むしろ俺がいてよかったろ?
学校で1ゲーム始まるとこだったじゃん』
急に話が変な方向に行ってしまって、さらに体が熱くなってなんて答えたらいいのかわからない
友「女子の前で下ネタぶち込む奴はAちゃんに近付かないでくださーい」
友くんはそう言うと私の手を引いて、彼から距離を置いた
………いやそういう事したら…
助けてくれたのは分かってるけど…
『ヒュー♡トモちゃんかっこいい!
っておい!なんだと!?』
一人ツッコミをする彼に思わず友くんと笑ってしまった
そして友くんは私の手を離すとにっこり笑って
友「夜久の真似〜」
楽しむようにそう言った
『俺も〜』
なんて楽しそうに私の腕を取る彼。
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´;ω;`)そして嬉しいお言葉ありがとうございます! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます!!! (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです!ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです!!!続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます! (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PUPU | 作成日時:2020年5月5日 11時