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後から警察の人が来てくれて、事情を説明してくれたもののこれが現実なのかよく分からず
聞き取れていないところもあった
その間も彼はずっと頭を床に付けたまま苦しそうに唸っていた
そしていつの間にかおばさんの姿も見えて、私を強く抱き締めてくれた
おばさんはさっきからいて私が気付かなかったのか、どこかにいたのか、後から病院に来たのかも分からない
『翔くんは、まだ意識が戻っていないようで________』
……っ
大きく胸が跳ねたと同時に私は体の力が抜けて、その場に崩れ落ちそうになった
安心なのか、絶望なのかよく分からない
でも翔は生きている
研磨くんは崩れそうになった私の体を支えてくれて、ゆっくりと近くの椅子に座らせてくれた
｢………貴方も、頭をあげて｣
椅子に………
そう言おうと思っていたのに、何故か疲れが来たのか声が出なくなった
『…いえ、私はここで十分です…』
彼はゆっくりと顔を上げて小さくそう呟いた
警察の話によると、彼の運転する車が翔達が渡っていた横断歩道に突っ込んだらしい
その時の信号は赤。歩行者側は青。
彼は仕事詰めでようやく家に帰れるという、安心と今までの疲れが出て居眠りをしてしまったと。
気づいた時にはもう遅くて、ブレーキも間に合わない
『…眠気なんて無かったくらいに目が覚めました』
顔を上げた彼は、やっぱり見覚えは無くて
でも起こってしまったことに絶望を感じているようで顔が青く苦しそうな顔をしていた
学校の先生やおばさん達は気を使ってか離れたところだったり、違う場所にいてくれた
『…一生責任を取ります…一生償います…』
彼の顔は泣きそうなくらいに苦しそうで、私は思わず息を飲んだ
孤｢…一番辛いのは彼女です｣
すると隣からその彼へと顔を出した研磨くんがそう言った
彼はずっと俯きがちだったから私の顔なんて見てはいなかった
『…っ！』
そこで目が合うと驚いた顔をしてまた頭を下げて謝罪をした
今から大事な人を失うのか失わないかの瀬戸際で、彼の苦しそうな顔を見ていたら
本当に起こった事だとだんだんと受け入れてしまって涙が止まらなくなってしまった
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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´；ω；｀)そして嬉しいお言葉ありがとうございます！ (2020年5月26日 21時) (
レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます！！！ (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです！ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです！！！続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます！ (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PUPU | 作成日時：2020年5月5日 11時
