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友くん、内容は言わないでくれたんだ…








「…大丈夫だよ。気にしないで」









いずれ話すことになるのか、ならないのか







『あっ!!!』








次の言葉や話題を考えようとした時に、大きな声が響いた








二人してそちらに視線を向けると、そこに居たのはちょうど帰ろうとしていた他の部員の人たちだった








声を上げたのはリエーフくん








他の方も何かこちらをじっと見て頬を赤くしていたり、気まずそうに顔を逸らしていた









…………








灰「やっぱり夜久さんと付き合ってたんですね!?」








リエーフくんの目はキラキラしていてどこか楽しそうにも見える







そう思うのも無理ない





…私の頭の上には夜久くんの手があるんだもん







夜久くんは溜息をつきながら私の頭から手を退かした








夜「…あぁ、そうだ




リエーフにも緊張するの?」








すると夜久くんはリエーフくんを見たまま思い出したようにそう言った







…って本人目の前なのに。







リエーフくんは不思議そうな顔をして顔を傾げていた








「…背も大きいし…あまり話す機会ないからね」








いくら後輩だとは言え、大きいせいで威圧感が…






って、関係ないか。









夜「リエーフさぁ、星野さん持てる?」








なんて考えていると、夜久くんがまた意味の分からないことを言い出していた








リエーフくんは未だ首を傾げたままだけど、何故か荷物を下ろして私の腕に触れた








「え」








すると、腕をリエーフくんの肩に回されてふわりと体が地面から離れる








急な視点の高さに驚いて私は慌ててリエーフくんの体を掴んだ









…って…え?








…また…何この状況…








リエーフくんは"えへへ"と笑いながら私を見た後、夜久くんの方を見た







……近い…!









夜「あっ、赤くなった」








夜久くんと目が合うと、言葉の意味が理解出来てさらに体の熱が上がっていくのがわかる









「……あの…重いから…降ろして…」









お姫様抱っこなんて……





それに他の部員の方も見てらっしゃる…







どこに目を向けたらいいのかわからなくなる









灰「何言ってるんですか?めちゃくちゃ軽いですよ!




ちゃんと食べてるんですか?ってくらい!」








こちらを見るとリエーフくんの顔が近くて、普段感じる笑顔もより眩しく見えた

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PUPU(プロフ) - は る くさん» 更新遅くて申し訳ないです(´;ω;`)そして嬉しいお言葉ありがとうございます! (2020年5月26日 21時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
は る く(プロフ) - ノンストップで読んじゃいました。。。続き楽しみにしてます!!! (2020年5月23日 16時) (レス) id: 20d1569ebb (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - redstarm53さん» 少しでもそう感じてもらえてるなら良かったです!ありがとうございますm(_ _)m (2020年5月21日 10時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
redstarm53(プロフ) - むちゃくちゃドキドキして、すごく焦ったくて、めっちゃ青春って感じです!!!続きをいつも楽しみにしています。更新ありがとうございます! (2020年5月21日 0時) (レス) id: cfdf260033 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PUPU | 作成日時:2020年5月5日 11時

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