ちょっと変わった出会いから 4 【HQ】

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恋愛感情…ね。








｢話す機会も無かったし…そういうのはわからないよ｣








慣れていない事をしているから常にドキドキしている





さらにそれが異性だという事。








｢夜久くんにも、黒尾くんにも…友くんにも




みんなに対していつも緊張しちゃうから｣








少し人見知りっていうのもあるけど







私がそう言うと何か納得のいってなさそうな顔をして返事をした夜久くん









夜｢チューまでしてしたのに？｣









そう言われて思わず頭が爆発する








夜｢俺がチューしても同じ感情になりそうだね、星野さんは｣








すると夜久くんはからかうようにそう言うと小さく笑っていた






私が怒ったように見るとさらに笑っていた









夜｢星野さんは黒尾の事が好きなんだと思ってた｣








夜久くんは空を見ながら、小さく微笑んでそう言った






小さく胸が跳ねる








｢…分かんないよ｣








誰に対してもドキドキはしてしまうから…








夜｢…黒尾といる時はいつもぎこちないけど




今日友田といるの見たら、それ以上に打ち解けててビックリした｣








…うーん。それは友くんのコミュ力というか…







｢友くんの雰囲気は不思議と笑顔になれる｣








そう言うと夜久くんは分かってくれたのか数回頷いてくれた









夜｢ドキドキして、この人を見ると胸が苦しいとか





ずっと触れていたい、だとか…無いの？｣








……





一瞬黒尾くんの顔が浮かんだけど急いでかき消した







浮かんだ顔はいつも私に優しくしてくれる時の顔や、不思議な事をしてくる時の顔






それと今日の佐々木さんに微笑んでいた時の顔









夜｢そっか〜じゃあ新たに友田を好きになっていく可能性もあるんだね｣









夜久くんはまた小さく笑うと、何故か私の頭を撫でた








夜｢聞かないようにしようと思ったけど、やっぱり変な感じがするから｣








……？





私は夜久くんの顔を見るといつもの様な、私が弱っている時に見せてくれる優しい笑顔を浮かべていた








夜｢星野さんがひどく落ち込んでたって友田が言ってた






今日は研磨もいないから多分あの様子だと友田が話聞いてあげたのかなって｣









夜久くんの手は私の頭に乗ったまま。







そんなことを言われるなんて思っていなくて、また胸が跳ねる







このまま言ってしまいそうなのを堪えて、笑顔を作った

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