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夜久くんからたくさんの助言を頂いたけども…








「何でもするって言ったけど…ごめん」







すると夜久くんは大きく笑みを浮かべていた






夜「ううん。俺はかなり楽しかったから!




ついでに研磨の珍しい反応も見れたし」








夜久くんは楽しそうにそう言いながら、最後の方で隣にいる黒尾くんに視線をずらした







するとまたさらに笑顔に。








……。




夜久くんって一体…







夜「大本命の馬鹿の反応が一番面白かったなぁ。




わかり易いわ〜今も怒っちゃって」








夜久くんはどこかに視線を逸らしながら、誰かに向けるようにわざとらしく大きな声でそう言った








……




なんか空気が……気のせいかな








黒「…ねえねえ、星野さん。」







いきなり隣からそんな声が聞こえてきて、隣を見ると思わず顔が引きつる






黒尾くんもかなり大きめの笑顔を作ってらっしゃる。…黒めの怪しいヤツ。








黒「君はアイツと何かしていたのかい?」







相変わらず顔も逸らさず、夜久くんと見つめ合う黒尾くん





二人からはただならない空気を醸し出している








なんて言おうか思わず言葉が詰まる








夜「星野さんが何でもするって言ったからさ〜






じゃあ黒尾に冷たくしてみてって」









夜久くんはニヤニヤと変わらず楽しそう。







夜「…じゃ、俺は部活に行くので」








夜久くんはそれだけ言い残して、黒尾くんの返事も聞かずに立ち去ってしまった








………夜久くん…っ…!!






どうしてこんな空気を作って行っちゃうのさ…!







私も黒尾くんもその場から動かず。







「………ごめんなさい」







そんな中、沈黙を破ったのは私。






いくら何でも変な態度を取ってしまった事に変わりはない






黒尾くんが、理由を知ったとしても。








すると隣から視線を感じて、ゆっくりとそちらに顔を上げる








すると黒尾くんは口元に手を当て、小さく吹き出した








………え?







黒「…どうして星野さんが謝るの?




悪いのは全部夜久なのに…っ」








黒尾くんは小さくクスクスと笑い始めた







…っ






何故か黒尾くんの笑顔に、心のどこかで安心している自分がいた







黒「はぁ…面白い」








すると黒尾くんは、また黒板の方へ体を向けて掃除をし始めた

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PUPU(プロフ) - あははははさん» 強引なワガママを無理やりねじ込みました…申し訳ないです… (2021年1月6日 21時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
あはははは - ワガママしすぎwおかしいw (2021年1月6日 20時) (レス) id: 0050c00856 (このIDを非表示/違反報告)
PUPU(プロフ) - 瑞稀さん» そんな…!(´;ω;`)ありがとうございます!いろんな意見を取り入れて、別ルートも作るつもりです(^^) (2020年2月13日 12時) (レス) id: 1af456bb3b (このIDを非表示/違反報告)
瑞稀(プロフ) - すごく面白いです。感情移入して泣いてしまいました…笑 個人的には研磨落ちも見たいですがクロ寄りですかね…??どんな結果でも楽しみにしてます! (2020年2月13日 3時) (レス) id: 503fd2a4ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:PUPU | 作成日時:2020年1月14日 21時

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