ちょっと変わった出会いから 2 【HQ】

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布団もお客さん用に一応敷いたけど……







……ここに三人並んで寝るの？






想像出来なくて頭が痛む。







………





…翔はきっと黒尾くんと一緒に寝る…






となると、同じ布団で寝るのかな？







……まあ、ちょっと狭いけど敷いておけばいいか








3枚並べるといつもと違って少し窮屈にも見えた








そして私の中の古い記憶がじんわりと頭を過ぎる








……懐かしいなぁ








自然と仏壇に目がいったが、寂しくなってしまうためすぐに見るのをやめた









翔｢わ〜〜！｣







いつの間にかお風呂から出てきた翔が走ってきて、私に抱き着いた







ホヤホヤの翔はいつもと表情が違った








その後タオルを被った黒尾くんもゆっくりと翔に続いて戻って来た








……………





……いつもと違う







｢…髪、濡れてるとそんなんになるんだね｣







いつも上がっている独特な髪型は、濡れて全て降りている






黒尾くん髪の毛長いのね。








すると黒尾くんは少し恥ずかしそうに前髪を触っていた








黒｢…それはどういう意味ですか




………変とか…｣







…！





そう捉えちゃうの。






私は慌てて首を横に降った







｢ただ、いつもと違うから新鮮だなって｣







本当にそれだけ





すると黒尾くんは小さく笑って"よく言われる"と答えた








…………………





…髪だけじゃないよ。







…制服とか体操服とか、部活の格好しか見たことないし







……お父さんの服だけど、すごく新鮮に見える








…っ






私は思わず別の所へ顔を向けた








"A〜！"








あの服を着たお父さんが頭から離れなくなってしまう






久しぶりに見たから余計に。









｢……翔、ちゃんと歯を磨いたり寝る準備してね





お兄ちゃんも学校行ってたくさん遊んで疲れてるから、休ませてあげてね






翔が説明してあげるんだよ｣









初め、まだ遊びたかったのか頬を膨らましたけど、自分の方が上だと分かったからかすぐにその顔は変わった








翔は楽しそうにまた黒尾くんの手を握って、案内しようと引っ張っていた







黒｢さすがお姉ちゃん｣







その時黒尾くんと目が合ってそう感心された。








｢…私もお風呂に行ってくるね｣








私はそう伝えて、黒尾くんに翔を任せてお風呂へ向かった

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