第七十話_庇う ページ33
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___「これ、どういう状況?」
「「!!?」」
芥川の羅生門を太宰が自身の異能力_人間失格で無効化する
そして彼からAを守るように立つ
部下の1人が今まで合ったことを事細かに太宰に説明する
太宰「成る程ね、
仲間を守った訳だね芥川君。全くもって素晴らしい
君の異能でなければ其の用な強力な敵を
一撃のもとに倒すことなど出来なかっただろう
流石は私の部下でAの相棒だ」
芥川「僕は相棒等と認めてはおりません!!!」
Aの相棒と云う言葉に怒声を上げるが太宰は其れを無視し続ける
太宰「お陰で捕らえられた敵は全員死亡だ
罠を張ってまで苦労して生け捕りにした兵士をね
これで手掛かりは無くなった
一人でも生き残っていれば本拠地、目的、指揮官の素性、名前、そして組織を統率する異能力
貴重な情報をAの異能力で聞き出せただろうに」
芥川「情報など連中如き僕が纏めて_ッ!!!!」
Aに云った事と同じ事を太宰に云う芥川だったが云い終わる前に太宰は芥川の顔面を殴った
芥川は吹っ飛び、床に1回頭をぶつける
太宰「きっと君は私が云い訳を求めているように見えたのだろう。誤解させて悪かったね」
A「………」
太宰「銃貸して」
部下の一人が太宰に拳銃を渡す
太宰「私とAの知り合いに孤児を個人的に扶養している男がいてね
貧民街で君を拾ったのが織田作だったら
きっと君を見捨てず、辛抱強く導いただろう……Aの用にね
それが"正しさ"だ」
太宰が銃口を芥川に向けると同時にある一人が芥川を守るように二人の間に入った
太宰「!__へぇ、珍しい行動をするねA」
芥川「ッ!!?」
A「…………」
太宰「先刻まで自分を殺そうとしていた相手を守るなんてね」
A「………」
太宰「ねぇ、A………此れでも私はね君にも怒っているんだよ」
A「………」
太宰「君は馬鹿じゃない
直ぐに異能力で敵を拘束すればこの事態は避けられると解っていた筈だ
頭では解っていたけど其れを行動に移すことは出来なかった、そうだね?」
A「……………」コクン
太宰「何時もの事だ、仕方ないって片付けてあげれる程、今回は優しくないよ」
A「………」
太宰「元々、君が其れを実行出来る前提で今回の指揮を君に任せたんだ
事前にこの生け捕りがどれだけ大事な事か説明もした
……なのに君は失敗した、私の期待を裏切ったんだ」
A「………」
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みゆき(プロフ) - ショタ作さん» ありがとうございます!黒の時代の中で絶対に書きたかったお話の一つなので皆様の印象に強く残ってくれて嬉しいです😆😆 (1月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ショタ作 - このお話めっちゃ大好きです!特にのどかさんと同じで私達が君の名前を呼ぶよって所が印象的でした。これからも頑張ってください。 (1月8日 1時) (レス) id: 916af5240f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 明日羽さん» 本当にすみません。またやらかしていましたか😭😭😭すぐに直させていただきます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
明日羽 - 「第八十四話_彼が友達だから」に主人公の名前がくるであろう場所につぼみという名前(?)があるんですが誤字じゃないですか?間違っていたらすみません<(_ _)> (2022年9月18日 21時) (レス) @page47 id: 60a89d6d9f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - のどかさん» そう!そうなんです!実はこの黒の時代を読み終わった後にアニメのエンディングを聞いてもらうと4年後の里見ちゃんの心境が語られているようにしたかったんです!!二重の意味で泣かせにいく構想になっているんです!! (2022年8月7日 16時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年1月30日 23時