第六十九話_捕虜 ページ32
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その後、調べていると彼らの情報が色々出てきた
元々彼らは海外の異能犯罪組織だった
英国の異能機関"時計塔の従騎士"に狙われて欧州からほうほうの体で逃げてきたみたいだ
軍人崩れでもある彼らだからこそ太宰と織田が引っかかっていた"兵の練度が高すぎる"にも納得がいった
この事を首領である森鴎外に報告すると太宰は対ミミックの戦略立案と前線指揮を仰せつかった
太宰は早速、幾つか罠を仕掛けた
Aはその罠の指揮を太宰から命令された
太宰の計画通りに部下に罠を張らせ、その内の一つカジノを態と
4人の内1人は自さつしてしまったが残りの3人は収監房に運んだ
奥歯に仕込んだ自決用の毒薬も取り外しAの異能で仲間の情報を吐かせる手筈だったが………
想像よりも早く兵士の一人が目覚めた
部下がその男に急いで手枷を嵌めようとしたが持っていた銃を奪われてしまった
その銃で男はまだ目覚めていない兵士二人を口封じのために射殺し、今度は此方に向かって襲い掛かってきた
A「(殺すのは駄目、この男を殺したら生け捕りで捕らえた意味がない
異能……私の異能で拘束する
其れからきちんと拘束してから情報を吐かせる
太宰の計画を遂行できる
だからい、異能……使わなきゃ……
使わなきゃ、いけない、のに……ッ)」
頭では解っているのに中々、其れを実行できないA、其の時……
____「羅生門!!」
其の声と共に男の身体から血飛沫が飛び倒れた
A「どうして………殺したの……?」
Aは芥川に視線を向けて言った
ちなみに今日初めてAは芥川に声を掛けた
芥川も自分からAに声を掛けることがないので実質此れが二人の初めての会話である
芥川「何か問題でも合ったか?」
A「…………情報が」
芥川「情報など要らぬ」
A「………」
芥川「貴様の下らん異能に頼らなくとも僕が纏めて八つ裂きにする」
A「情報は大事………って太宰が………」
芥川「貴様が軽々しく太宰さんの名を口にするなッ!!!!」
A「!」
芥川はAに向かって異能を放つ
避けなければ確実に死ぬ攻撃だった
そういう攻撃であっても何時もなら避けることはない、だが___
織田『"命令されなくても"避けること。俺と太宰、三人で約束だ』
A「………」
芥川「ッ!?」
避けたAに芥川は驚愕した
反撃する気はないのでその後の彼の攻撃も避け続けていた
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みゆき(プロフ) - ショタ作さん» ありがとうございます!黒の時代の中で絶対に書きたかったお話の一つなので皆様の印象に強く残ってくれて嬉しいです😆😆 (1月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ショタ作 - このお話めっちゃ大好きです!特にのどかさんと同じで私達が君の名前を呼ぶよって所が印象的でした。これからも頑張ってください。 (1月8日 1時) (レス) id: 916af5240f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 明日羽さん» 本当にすみません。またやらかしていましたか😭😭😭すぐに直させていただきます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
明日羽 - 「第八十四話_彼が友達だから」に主人公の名前がくるであろう場所につぼみという名前(?)があるんですが誤字じゃないですか?間違っていたらすみません<(_ _)> (2022年9月18日 21時) (レス) @page47 id: 60a89d6d9f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - のどかさん» そう!そうなんです!実はこの黒の時代を読み終わった後にアニメのエンディングを聞いてもらうと4年後の里見ちゃんの心境が語られているようにしたかったんです!!二重の意味で泣かせにいく構想になっているんです!! (2022年8月7日 16時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2021年1月30日 23時