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第四十一話_対面 ページ3

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そして中也が襲撃を受けて1週間が立ち


ある夜、太宰は一人でとある倉庫にいた


太宰「………」


周りを見回し、月の光が当たっていない一角に目をやった


太宰「君かい?私に素敵な招待状を送ってくれたのは」


懐から手紙を出し、影の中に手紙を投げる


コツンコツンと靴の音が響き渡り、影の中から一人の少女が現れた


A「………」


太宰「!」


その少女はまるで生きたフランス人形のような容姿だった


黒いドレスを見にまとい、それが一層彼女の色白を目立たせた
そして幼い顔に似合ったツインテール


太宰「(__一瞬見惚れてしまった)」


《プルル》 とAが握っていた携帯から着信音が響いた
Aが携帯を開きボタンを押し画面を此方に向ける


『初めまして、太宰治』


太宰「電話越しの初めましてね」


『あら、意外とそういう処気にするのね

姿を現してもいいのだけど生憎と人見知りでね

人前に出るのが苦手なの。ごめんなさいね』


太宰「人見知り?違うね、君はただ臆病なだけだ。戦うのが怖くて隠れているだけだろう」


『………ふふっ、挑発がお上手なことで

此方の自己紹介がまだでしたね

私は里見鈴音、貴方の目の前にいるのが私の可愛いお人形さん

さぁ、自己紹介しなさい』


A「里見A」


そしてAは携帯を地面に置き拳銃を太宰に向ける


『貴方のことは調べさせてもらったわ

貴方の異能力『人間失格』、相手の異能力を無効化できるんですってね

でも別に此方にとっては何の脅威にもならない

能力が効かなくてもこの子の体術だけで勝てるもの』


A「………」


太宰「確かにあの中也を瀕死まで追いやった程の実力なら私は確実に君に負ける

でも私が其れの対策も無しにここに来たとでも?」


A「!」


織田「悪いな」


パン!という音と共にAの拳銃が手から離れた


太宰の隣にはいつの間にか知らない男が立っていた


『(だ、誰?

太宰治の部下にこんな男はいない

吐かせた情報にもこの男のことは一切なかった)

A!!!もうお喋りは終わりだ!!!

そいつら二人とも殺せ!!!』


A「『拳銃で頭を撃って、死んで』」


Aはそう言うと同時に太宰に向かって走り出す

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設定タグ:文豪ストレイドッグス , 太宰治 , 黒の時代   
作品ジャンル:アニメ
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みゆき(プロフ) - ショタ作さん» ありがとうございます!黒の時代の中で絶対に書きたかったお話の一つなので皆様の印象に強く残ってくれて嬉しいです😆😆 (1月8日 8時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
ショタ作 - このお話めっちゃ大好きです!特にのどかさんと同じで私達が君の名前を呼ぶよって所が印象的でした。これからも頑張ってください。 (1月8日 1時) (レス) id: 916af5240f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - 明日羽さん» 本当にすみません。またやらかしていましたか😭😭😭すぐに直させていただきます!! (2022年9月18日 22時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)
明日羽 - 「第八十四話_彼が友達だから」に主人公の名前がくるであろう場所につぼみという名前(?)があるんですが誤字じゃないですか?間違っていたらすみません<(_ _)> (2022年9月18日 21時) (レス) @page47 id: 60a89d6d9f (このIDを非表示/違反報告)
みゆき(プロフ) - のどかさん» そう!そうなんです!実はこの黒の時代を読み終わった後にアニメのエンディングを聞いてもらうと4年後の里見ちゃんの心境が語られているようにしたかったんです!!二重の意味で泣かせにいく構想になっているんです!! (2022年8月7日 16時) (レス) id: 475a141bfc (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みゆき | 作成日時:2021年1月30日 23時

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