青い依存 ページ5
side．ms
あの笑顔を見ないと落ち着かなくなったのは、中3の秋頃からだった気がする。
当時はまだFischer'sが出来てなくて、俺もシルクが苦手だった。
クラスにちょっと馴染めていなかった俺に、人気者と称される彼女…北見Aが声を掛けてくれたのだった。
A「ねぇ、フォークダンス組もーよ！」
『…え？』
A「マサイ君身長高いしカッコいい顔してるから1度組みたかったんだ！お願い！このとーり！」
手を合わせて笑いながら頼んでくるAが人気者と称される理由が分かった。
俺も誰と組むべきか迷っていたから了承した。
ただ、俺は運動が苦手だからきっとAは踊りづらかったと思う。
それでもAは最後まで笑顔だった。
それどころか
A「やー、マサイ君と踊れて良かった！ワガママ聞いて貰ってありがとね！」
なんて。
その快活な笑顔をずっと見ていたいとすら思った。
長かった前髪を切って、少しづつ彼女と話せるようなステージに登れるように。
そんな、卒業式が迫った時の事。
俺は今のFischer'sのメンバーと仲良くなれた。それはAも例外じゃなかった。
A「ほんと、マサイって変わったよねー。」
駄菓子屋で駄弁っていた時にAが言った。
『俺もそう思う。』
A「やっぱりー？良い方への変化だよね、良かったじゃん！」
『…Aのお陰だよ。』
思っていた事をそのまま伝えると、Aは驚いたようだった。
『フォークダンスの時、組もうって言ってくれたから。Aの明るさに感化されたんだよ。』
A「そう、かな？」
『そうだよ。俺がこうしてるのもAのお陰。…ありがとう。』
A「…っもー！辛気臭いなぁ！これから皆でもーっと仲良くなって、この8人で思い出作ってこうね！」
『当たり前じゃん。って、痛い痛い。』
バンバンと背中を叩かれる。
痛い痛いとは言うけれど、加減してくれてるからそれ程でもない。
…多分、その頃にはもう。
Aに惹かれていた。
『俺、Aの事好きだわ。』
A「私もマサイの事結構好きだよ。」
知ってる。それが恋情ではない事位。
それでも良い。
友情でも、Aが俺を好きと言ってくれるのであれば。
俺はそれだけの為に生きよう。
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レイ(プロフ) - こーゆーのまじで好きです…。やばい。みんなのヤンデレほんとに好き…最高でした…!!!もしも続きがあれば楽しみにしてます！別作も頑張ってください！応援してます！ (2020年4月11日 18時) (
レス) id: 9045735352 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - どんどん怖くなってゆく、、、、、まぁ好きな人に殺されるなら本望かな？ (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
Kako(プロフ) - 狂気の歯車は止まらないってわけですね…。 (2018年10月25日 18時) (レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - りょうさん» 最後までご閲覧頂きありがとうございました！ラストとの落差すごいなって自分でも思ってたんですけど、楽しんで頂き何よりです！ (2018年10月13日 17時) (レス) id: fe0d9e5760 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結おめでとうございますー！もう、ヤンデレ具合が最高でした！ラストはちょっとドキドキして...とにかく面白かったです！これからも頑張ってください！ (2018年10月13日 11時) (レス) id: 60a3c2e8e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：伊達。 | 作成日時：2018年9月16日 14時
