文化祭 ページ29
高校の2大行事、それは体育祭と文化祭。
…と、いう訳で今は文化祭です。
時間の飛び方がおかしいって?私もそう思う。
だって、体育祭から1週間程度しか経ってないもん。それなのに文化祭。
因みに私達のクラスはスイーツショップをやります。
私は厨房だからまあ楽です。
元々厨房を希望してたんだけど、モトキとザカオが「Aは絶対厨房!」って言って聞かなかったっていうのもある。
何せ、給仕の服がひらっひらのふりっふりで甘ったるいものだから…。
パンツスタイルオンリーの私には辛いね!
っていう事で家で作ったプチレアチーズケーキと生チョコ、トリュフチョコを持って朝早くから家庭科室に籠ってます。
6時に家を出たのに文句の1つも無しに迎えに来てくれたぺけには感謝だね。
チョコチップマフィンの生地をオーブンに突っ込んで、私の仕事は終了。
あー…やば、眠い…。
時計を見ると、針はは7:45を指している。
あと15分だけ寝させて貰おう…。
あ、そう言えばなんで私が出る時刻、ぺけ分かったんだろ…。
『…んぅ?』
アラームの音でちらっと目を開けると、隣には何故かモトキが居た。
道理で右側が暖かいわけだよ。
モトキ「おはよ。」
『ん、おはよ…。』
モトキ「こんな所で寝るなんて不用心にも程があるでしょ。ほら、行こう?それとも…」
モトキが私の身体を引いて、私はモトキの腕の中に閉じ込められた。
モトキ「俺とイチャイチャしてから行く?」
『ごめん起きるからそれは勘弁。』
モトキ「冗談だったのに…残念。」
後者がガチトーンに聞こえる。怖い。
作ったマフィンやクッキーやらをモトキと手分けしてクラスに運ぶ。
クラスの何人かはもう着いていて、陳列はその人達に任せる事になった。
そして、午前9:00。
待ちに待った文化祭が始まった。
私達の学校の文化祭は、最初と最後の1時間が生徒オンリーの解放だけど、10:00から17:00までは一般の人が来る。
私はその最初の1時間を空き教室での仮眠に充てる事にした。
この時間は皆シフトが入ってるらしい。
1人で回ったって楽しくないから、1番早くシフトが終わるマサイとシルクの上がる時刻まで。
空き教室の隅、机に隠れるような場所に座り込んで目を閉じた。
そして、小さな夢を見た。
ずっと前から引っかかっている、小さくて大きな違和感。
知りたい反面、知りたくない。
夢の中で出した結論は、現状維持だった。
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レイ(プロフ) - こーゆーのまじで好きです…。やばい。みんなのヤンデレほんとに好き…最高でした…!!!もしも続きがあれば楽しみにしてます!別作も頑張ってください!応援してます! (2020年4月11日 18時) (レス) id: 9045735352 (このIDを非表示/違反報告)
かれん - どんどん怖くなってゆく、、、、、まぁ好きな人に殺されるなら本望かな? (2018年10月27日 17時) (レス) id: 9f2d1964ce (このIDを非表示/違反報告)
Kako(プロフ) - 狂気の歯車は止まらないってわけですね…。 (2018年10月25日 18時) (レス) id: d79f67c83a (このIDを非表示/違反報告)
伊達。(プロフ) - りょうさん» 最後までご閲覧頂きありがとうございました!ラストとの落差すごいなって自分でも思ってたんですけど、楽しんで頂き何よりです! (2018年10月13日 17時) (レス) id: fe0d9e5760 (このIDを非表示/違反報告)
りょう(プロフ) - 完結おめでとうございますー!もう、ヤンデレ具合が最高でした!ラストはちょっとドキドキして...とにかく面白かったです!これからも頑張ってください! (2018年10月13日 11時) (レス) id: 60a3c2e8e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:伊達。 | 作成日時:2018年9月16日 14時