第2章 _1 ページ9
*Aside
一晩で何があったんだか…気が付いたら同じテーブルで食事をしている5人組。
でも1番驚いたのは…
松「おいゼロ。そこの醤油取ってく零」
降「つまらん。2点だ」
松「そこは0点だろ!」
「「あははははははっ!!!」」
あんなにお互いを殴りあっていた犬猿の仲の2人が仲良く同じテーブルで、しかも会話をしながら食事をしている事だった。
『え、仲良くなってる…』
諸「びっくりだよねぇ!」
萩「陣平ちゃんの親友の俺としては、ちとジェラっちまうねぇ」
幼馴染みであり親友の2人は、もはや親のような目をしていて、それだけの月日を共にしてきたのかと思うと胸が勝手に熱くなる。
……いいな、そういう友情もの。
『あんなに睨み合ってたのに…男の友情ってほんと不思議だね』
伊「なかなか興味深いだろ?」
『ふふっ。伊達班長は本当にお父さんみたいっ』
静かに見守っている班長を見ると松田くんはまだまだ落ち着きがない少年だなぁ、なんて。
微笑ましく見ている時だった。
「ねぇねぇAちゃん」
『ん?はいっ』
あまり面識のない人達から急に話し掛けられる。
かと思えばあっという間に囲まれてしまい…伊達班長達の顔が見えなくなってしまった。
「Aちゃんって彼氏いないの?」
『え…あ、はい。…いない、ですけど』
「ええ〜こんなに可愛いのにマジで?」
「俺狙っちゃお〜かなぁ〜!!」
『え、あ…ちょっとッ、!、、』
急に顔を近づけられたと思えば、腰に手がまわってきて、やんわり逃げようとしたのだが……
反対から違う手が肩に伸びてきた。
…どうしよう、、苦しい。
息が…上手くできない。
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初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時