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*Aside






今日も今日とて、2人の顔には痛々しいほどの傷が沢山。




端正な顔をしてるのに根っからヤンチャというか……自分の容姿に興味がないのだろう。






『ほんと損してる…イケメンなのになぁ』







昨日はあんな事を言ったけれど、松田くんが絆創膏を貼っていないのは見なくとも予想が出来ていた。

予想外だったのはそっちじゃなくて…






『降谷くん、絆創膏は?』

降「ああ、」






几帳面な降谷くんが大きな傷以外には絆創膏をひとつも貼っていなかったのだ。

彼の性格からしてまず有り得ない。
不思議に思っていると……







降「昨日はヒロの絆創膏を貰ったんだけど…」

諸「換えがあると思ったら昨日のが最後だったみたいで」

降「あとで買いに行かなきゃな」







なるほど…シンプルに無かった。そう言われるととても納得の出来る2人だった。

松田くんは目の前にあっても貼らないだろうから。







『私常に絆創膏持ち歩いてるからあげるよ!はいっ』

降「え、良いの?」

『うん』






毎日のように料理をしていると包丁で切るのははもちろん、赤切れだって日常茶飯事。

絆創膏は私の必需品なのだ。







『その傷、剥き出しじゃ余計目立つでしょ?』

諸「確かに」

降「ありがとう、助かるよ!」







松田くんもこれくらい素直にお礼を言ってくれれば良いのになぁ…







降「悪いヒロ。貼ってくれないか?」

『あ、諸伏くん食べてるから私が貼ってあげるよ』

降「何から何まですまない。お願いするよ」







隣で味噌汁を手に持っていた諸伏くん。
幼馴染みとはいえ彼は普通に食事をとっていた。

その手が止まるのは野暮だからと、手の空いていた自分が名乗り出たのだ。






貼る時、松田くんは気にもせずご飯をかき込んでいたけど…
降谷くんは箸を置いて、わざわざ私の方に顔を向ける。





こうも性格が真反対だと、意識してなくとも比べてみてしまうものだ。

…にしても、、







『ほんと、綺麗なお顔…』

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設定タグ:松田陣平 , 安室透 , 警察学校編   
作品ジャンル:アニメ
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初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時

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