【名探偵コナン】警察学校の問題児くん【松田陣平】 (ページ19)

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＊松田side

おにぎりを秒で平らげて、朝も早いってんでさっさと撤収。...は、いいが、

松「...てっ！なんで俺がお前を送る事になってんだよッ！！」

都合のいいように丸っとくくられて、気が付いたらAと一緒に外へと放り出された。

それの主犯は主に、萩の仕業だったがよ。

『あのー...松田くん』

松「あ？」

『ここまででいいよ？この廊下真っ直ぐ歩いてくだけだし』

松「それでもし何かあったら俺がアイツらに責められんだろ」

『あ、そっか。...なんかごめん』

俺が歩く後ろを静かについてくるA。

そういや2人きりになったのは初めてか？そう意識すると急に気まずくなってしまった。

Aはと言うと、さっきまで言いたい事をベラベラ喋ってた癖に、急に口数が減り。

暗闇の中を必要以上にキョロキョロ見渡しては、全然前に進まねぇ。...たく、何してんだ。

松「おいッ置いてくぞ！！」

『ぁ...それは駄目っ待って！！』

慌てて後ろをついてくるソイツに調子が狂う。

いつも落ち着いてんのにらしくない。不審さが残った。

渡り廊下を通ったのち。室内廊下の灯りをつけようと壁に手を伸ばしたが、

－－－カチッ、！

手違いで僅かな灯りも完全消灯。すぐに戻す。

.....だが、、

－－－...ギュッ、！！！

松「お、おいッ」

俺の背中にビッタリくっ付いて後ろから服をギュッと握ったままのAが小さく震えていた。