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*萩原side






『急いで作ってきたから塩の塊は多少あるかもしれないけど、文句言うなら松田くんは食べなくていいよっ!』

松「あ、おいッ何しやがる!」






こっちに来たと思ったらあっという間に陣平ちゃんの手からおにぎりを没収するAちゃん。







降「たくっ。一言余計なんだよお前は」

伊「今の俺らに選択肢はねぇんだぞ?松田」

諸「黙って食べるの!」







他の3人は余程お腹が空いていたのか、黙々とおにぎりを平らげる。






『食べるの?食べないの?どっち?』






多分Aちゃんは陣平ちゃんの性格分かってて付き合ってあげてるんだろうな。

反論する割に口角上がってるし。






松「チッ...おい萩!今の俺が悪いのか?」

萩「んー...陣平ちゃんが悪い」

松「はー?」

『ふんっ!』






勝ち誇った表情のAちゃん。陣平ちゃんの前だと少し無邪気な表情をする。

大人びた普段の雰囲気を消して、まるで.......天真爛漫な少女のように.....。






松「つーかお前なぁッ!!」

『ん?』

松「一人でノコノコと男子寮に来てんじゃねぇよッ!!...たくッ野郎を舐め過ぎなんだよッ!!」






喧嘩腰なのは相変わらず。心配ならそうストレートに言いなよ。






『あ、そっか…でも皆なら大丈夫でしょ?未来の警察官だし!』





何故だか俺らを信頼しきってるようで。それは嬉しいような嬉しくないような。とても複雑な気持ちだ。






伊「その過信はよくねぇなぁ」

『え?』

諸「もしもってことがあるし...まぁ本当にないと思うけど、」

松「あるかもしんねぇだろッ!」

『ええ?』






オブラートに包むって事を覚えて欲しいぜ、全く。






松「野郎五人に女一人だぞ?襲ってくれって言ってるようなもんじゃねぇか」

降「だから松田!!君はもっと違う言い方が出来ないのか?」





陣平ちゃんは昔っからそう。態度はデカいしいつだって喧嘩腰。だからよく誤解されちまう。

まぁ、言葉は棘だらけだし、誤解されて当たり前なんだろうけどよ。Aちゃんはというと、困った表情。それもそうだ。







『分かるもん...見てれば悪い人じゃない事くらい。そんなの何となくでもちゃんと見分けられるもん』

松「はッ勝手に言っとけ!!そのうち飛んでもねぇトラブルに巻き込まれても俺は知らねぇからな!!」

『助けてくんないの?警察官目指してるのに?』







あれー?陣平ちゃん。

これはもしかして...あるんじゃないの?

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設定タグ:松田陣平 , 安室透 , 警察学校編   
作品ジャンル:アニメ
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初子(プロフ) - お久しぶりです!面白いので続きがとても気になっています! (2022年6月6日 22時) (レス) id: edceae0036 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:muhe | 作成日時:2022年5月22日 19時

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