三秒クッキング・霧雨様リクエスト ページ39
調べてみたらなんか科学的なアレ……? みたいな感じに陥ったのでご要望に沿えていない可能性があります、申し訳ない。
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事の発端は太宰さんだった。太宰さんが「三秒クッキングしよう」とかほざき始めて、あれよあれよという間に妙な器具ばかりが部屋の中に揃っている。
「え? いや、え? 御免どういうこと?」
『あそこで嬉々として準備している自 殺願望癖の上司に云って』
太宰さんにより連れて来られた生贄二号の敦君は、困惑しながら引き攣った笑いを見せている。ちなみに生贄は一号が私、三号が賢治君です。未成年ばっかりなのは、流石に国木田さんとか連れてきたら怒られるということを理解していたからなのか。
少なくとも鏡花ちゃんがいなくて良かった、彼女までこんな妙なものに洗脳されてしまう……。と思いながら太宰さんの速過ぎる手際を眺める。何あの人無駄に器用ですね!!(キレ)
「完成」
『ワァ』
機械に肩を預け、髪をかき上げながらふっと微笑む太宰さん。普通にその顔面だけ切り取れば人外のイケメンなのだが、付けているエプロンと後ろのゴツい機械が全てを台無しにしている。
何やら噴射機のようなものにはエビがセットされ、その行く先には何か、もう……なんかめっちゃある(語彙力)。何? 何すんのこれ? 何で火薬の臭いすんの?
敦君もちょっと鼻をひくつかせ、「太宰さん、あの、クッキングって台所でするものですよね」と半ば震え声で云っている。……慥かに台所じゃねぇな此処! 違ぇな!!
「では、いきま「いきます!」す」
声が突如としてダブったかと思えば、その瞬間赤いボタンに賢治君の手が伸びていた。その時まさに押そうとしていた太宰さんは妙な顔のまま硬直している。
それからエビが吹っ飛んだ(?)。
エビが吹っ飛び粉がまき散らされ何かが爆発した。もう訳がわからない。「あっできたー!」と嬉しそうに喋る太宰さんは一体何者だ。アンタは幼稚園児か。
「おい、何の音──。────。太宰だな」
扉を大きく開いて這入って来た国木田さんは、部屋の惨状を眺めた後にそう納得した。流石です。あと太宰さんはご愁傷様です。
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もち明太子 - リクエストで原作の文ストの人たちとの絡みを見てみたいです (2022年8月30日 20時) (レス) @page44 id: 5a52c0f3ec (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - ヴェルレエヌさんって一応生きてますよね。ってこと夢主とヴェルさん(ヴェルレエヌ)の絡みが見てみたい! (2022年6月25日 11時) (レス) @page44 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - リーフさん» コメントありがとう御座います!!やりたいですね(真顔)。凪は基本周りの全員を自分よりすごいと思っているのであんまりキレないですね(笑)。リクエスト書くのは非常に遅くなると思うんですがやらせていただきます……! (2022年1月26日 16時) (レス) id: cabf6df670 (このIDを非表示/違反報告)
リーフ - 本編でもコメントさせていただきましたが…番外編も超面白いです。それで大変恐縮なんですが…凪ちゃんが太宰さんやらにガチギレしたのみたいです。なんか静かに怒る人ほど怖いアレ。リク大変失礼ですがお願いします!!!(土下座) (2022年1月20日 18時) (レス) id: 3fbf61d899 (このIDを非表示/違反報告)
アニヲタ(プロフ) - 本当にありがとうございま!!感謝で!!あと、Twitterのアカ作ったのでフォローさせて頂きまし!!これからも応援してま!!本当に毎回毎回リク受け付けて下さりありがとうございます!!感謝しかないです!! (2021年1月11日 16時) (レス) id: 71f36505fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/nisui03101/
作成日時:2020年1月30日 17時