…そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃。【文スト】 弐！

気軽・とあるアニメーター様リクエスト ページ45

最近思うことがあるんだよね。



『何でこんな気軽に逢いに来るのかなあんたたちは』

「来ちゃった！」「来ちゃいました」



私は頭を抱えた。何と私が近所へ食料調達しにいこうとしたらこの二人──ゴーゴリとドスさんがちょいちょい、と路地裏から手を振っていたのだ。

この人達一応探偵社やポートマフィアと敵対してんの判ってんのかな。



「ケェキを其処で購入しました」

『横浜満喫してやがる』



二人揃ってピースサインするのを呆れた目で見つめる以外にすることもない私。



『本編では丁度組合編が終わったとこだから丁度いいっちゃいいんですけど』

「メタ発言だね！ハーハハハ！ 此処で問題、どうして私達はわざわざケェキを買って君に逢いに来たのでしょう！」



「答えはこれを君と食べる計画を私とドス君がしていたからでした！」と騒ぐゴーゴリの頭を『近所迷惑だ』と叩く。



『大体何処で食べるっつうんです』



二人はすぐそこにあったテラス席を指した。


：：：


『この無駄な出費経費で落ちねえかな……！』



無論テラス席だけ使う訳にはいかないのでなるべく安いジュースを買わせて頂いた。

そしてそれをさも当然のような顔で飲むこいつらに呪いの目を向ける。



「そんな怖い顔しないで下さい、折角の可愛い顔が台無しじゃないですか」

『えっマジ!?』

「いや流石にチョロい」

『何か云ったかゴーゴリ！』

「何も！」



と私達が半ば茶番のようなことをやりながらも静かに日本の茶を飲むドスさん凄いな。逆に。逆にだけど。

というか様になんなあこの人。茶飲んでるだけだけど。



「ではそろそろ失礼します」

『本当に失礼されたの初めての経験ですよ』

「良かったね、いい経験になったじゃないか！」

『あれぇ皮肉が効かな過ぎじゃない』

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