蛇に睨まれ・とあるアニメーター様リクエスト ページ40
もしものお話です。夢主が何故かブラックになりました……すみません……。フョードルさんもちょっと怖い……。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
『フョードルさん』
「……ええ、何でしょう」
魔人はうっすらと微笑む。その瞳に深淵を宿して。
彼の手を取った私は。
『異能者の居ない世界、ホントにできると思うんですか？』
「ええ」
フョードルは即答した。
『……本当に、約束を守って頂けるんですね？』
「勿論。必要な犠牲以外は、ですが」
『必要な犠牲、ねえ』
隣に立つ紫の瞳を見上げると、ちゅ、と頬にキスされる。殴るぞこのクソ野郎。
約束──彼と私がした約束。本当に必要なとき以外は、決して人に被害を出さないこと。
探偵社、ポートマフィアもだ。
何と莫迦な約束だろう。でも、私はそれに乗った。それの交換条件として、私が天人五衰に加わることと引き換えに。
これでいいのだ。
「貴方にも、危害は加えませんよ。……少し、その記憶を貸してもらうこととはなるかもしれませんが」
『けっ、よく云いますね。最初から私の��コレ��が目的の癖に』
とんとん、と自分の頭を叩く。私の記憶。未来の記憶。それが目的なのだ、この男。
……だがしかし、勝算もある。未来を伝えたとて、必ずしもそうなる訳ではない。現に織田作さんも助けられた。
という訳で誰が手前の好きにさせるかバーカ！ という心境なのである、私は。
「ふふ、楽しみですねえ」
『……、何が？』
「君──本当にぼくが、それだけを目的としていたと思っているんですか？」
は、とフョードルの顔を見上げる。え、嘘。
彼は目線を私に合わせ、驚く私を引き寄せる。
視線が絡まる。空気がねばつく。拙い、完全に奴のペースに持ってかれてる。
「これから君はぼくのモノですね。逃げたくなったら何時でもいいですよ？ まあ、逃げられたらの話ですが」
蛇みたいな視線に、私は己の認識を悔いた。
窮鼠猫を嚙む、どころじゃない。肉食獣に草食獣はどう足掻いても勝てない。
「──ふふ、まだ絶望するのは早いですよ？」
サンタという空想→←莫迦は風邪を… ・ゆっぴ/唯華c様リクエスト
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とあるアニメーター - マジですか！！！ありがとうございます！お願いします！ (2020年1月21日 21時) (
レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» へえーいいですねえ！やらせて頂きますとも、何かかなり滅茶苦茶な展開になりそうですが……(笑)。 (2020年1月21日 18時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - そうですか！良かったです！リクエストで、そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃の第３段を記念して…。みたいな感じで、今日この頃シリーズで出てきた文ストキャラ達をたくさん出してほしいです！こちらも長めになって良いので、よろしければお願いします！ (2020年1月21日 18時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» ええ勿論！ちょっと遅くなるかもしれませんが番外編もとうとう三！……ひええマジかあ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - この番外編、続編行きますか？ 続編作って頂けたら、またリクエストしたいです。 (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白夜の世界
| 作成日時：2019年7月6日 21時
