探偵社で人狼ゲーム・桜咲月菜様リクエスト ページ4
『第一回、うきうき人狼ゲーム大会〜!』
という訳で始まりました、第一回うきうき人狼ゲーム大会。場所は探偵社で御座います。
「で、ゲームマスターは?」
乱歩さんがわくわく、という顔で訊いてくる。ありがとう乱歩さん、他の皆とはテンションが大違いですね。
『いえ、先ずは知らない人も居ると思うのでルール説明から。色々端折って説明しますと、人狼が村人を次々殺していくゲームです』
「いや怖ッ!?」
端折り過ぎだ莫迦ー!という声が聞こえたので、仕方なく私が知っているルールを説明する。
『……っつう事です!判りましたか!?』
「いや何故に半ギレ」
ちなみに特別な役職は占い師と霊媒師だけにしました。増やすと面倒なので、はい。
『じゃ、先ずゲームマスターを決めたいと思うんですが……乱歩さんで』
「何でー?」
『乱歩さんを他の役職にしたら超推理されて速攻で終わる未来しか見えません』
「「「確かに」」」
乱歩さんはちょっと不満そうだが、まぁ納得してくれたらしい。
「じゃーはい、今から役割決めるからね!皆目ぇ閉じてね!」
それから数秒。私は村人か。
「はい、終わりー!皆、夜になったよー!ちなみに襲撃アリで!」
『クッソテンポ早ぇ』
皆、再度目を瞑る。
「はい終わりー!今日殺されたのは、凪だね!」
『何だと!?』
エッ何故?何で私?
「はい昼になったー!投票の時間ー!」
私は何も出来ないので、皆の会議を指を咥えて見ているしかない。つまんな!
「えー、じゃあ最初に……太宰さんだと思う人」
『え?』
おい、会議も無しに手ェ上げる人いないだろ__。
「「「はい」」」
『いたあああ!』
「ねェ皆如何云う事!?」
いや如何考えても可笑しいでしょこれ!と叫ぶ太宰さん。日頃の行いじゃね?
「じゃあ太宰処刑で」
乱歩さんはそのままニィッと唇を横に引いた。
「はい、実は太宰が人狼でしたー!これにて終了!」
えええええ!?と皆の悲鳴が被った。早ッ!終わるの早ッ!
ちょっと違和感を感じた私は、自分の席にさっさと座った乱歩さんに訊く。
『真逆乱歩さん、こうなる事予期して太宰さんを選んだんですか?』
乱歩さんは意味有り気に笑った。
「__さァね」
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とあるアニメーター - マジですか!!!ありがとうございます!お願いします! (2020年1月21日 21時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» へえーいいですねえ!やらせて頂きますとも、何かかなり滅茶苦茶な展開になりそうですが……(笑)。 (2020年1月21日 18時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - そうですか!良かったです!リクエストで、そうだ、番外編作っちゃおう!と思った今日この頃の第3段を記念して…。みたいな感じで、今日この頃シリーズで出てきた文ストキャラ達をたくさん出してほしいです!こちらも長めになって良いので、よろしければお願いします! (2020年1月21日 18時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
白夜の世界(プロフ) - とあるアニメーターさん» ええ勿論!ちょっと遅くなるかもしれませんが番外編もとうとう三!……ひええマジかあ。 (2020年1月21日 17時) (レス) id: ad65672360 (このIDを非表示/違反報告)
とあるアニメーター - この番外編、続編行きますか? 続編作って頂けたら、またリクエストしたいです。 (2020年1月20日 21時) (レス) id: 6c92e05c62 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白夜の世界 | 作成日時:2019年7月6日 21時