…そうだ、番外編作っちゃおう！と思った今日この頃。【文スト】 弐！

かまぼこ食べたい・鏡の国のアリス様リクエスト ページ29

『ねえ無一ろ……長え、むい君。むいむいー』

「勝手に僕の名前を省略しないで。むいむいって誰、マイマイみたいに呼ばないで」

『ぶっは辛辣過ぎて笑え……あっ目から塩水が』

「何!? それは大変です、どうしたんですか突然変異ですか！」

「いや炭治朗それヤバイから！ 目から塩水って多分涙の事だから！ 後俺の耳がヤバい！ 誰か助けて何でこんな爆音で皆生活出来るんだよ怖ぇよもうイヤァァアアアァ！！」

「うるせえぞ紋逸！ はははは！ 建物が高え、色んな物が光ってやがる！！ 猪突猛進、猪突猛進！！」

「むー……」

『ヤバい禰豆子ちゃんギャンかわ』









つまり私が云いたいのは、



『……頭大丈夫かよ』

「は？ 頭大丈夫って僕達に云ったの、君の方が大丈夫？ 大体此処は何処なの、」

『あー判ったむい君！ 悪かった、悪かったから君はとにかく口を開かないでくれ！ あと今のは君達に云ったんじゃないんだ！』



今のはあの自称神に云ったんだよ、君達が此処に来たのは多分そいつの所為だからな！

頭を抱える。寧ろ頭を抱える以外に何しろってんだ。


この人達は、ええと……あの、何か、鬼を……滅殺するやつ。うん、慥かそう。別に題名忘れたとかじゃない。断じてない。



『とにかく君達、刀隠そっか。流石に今の時代は現行犯で送られかねない』

「今の時代？ そりゃあ、大正は刀禁止ですけど……」

『……あっ、へえ、そうなのね、ふーん』



もんい……じゃないわ、善逸君は頸を傾げて云った。大正！ マジかおいマジか！



『……なあなあ君達、煉獄さん知ってる？』

「え……」



空気が少しだけ変わる。

──ああそうか、あの人は死んだのか。そうか。


向こうの世界も行ってみてえな、と呟く。


とにかく、ぱんっと手を叩いた。



『とりまついて来い』




──まあね、そんなこんなで取り敢えず連れて来ました。in探偵社。

乱歩さんによると。



「……凪、変な物を連れて来るな」

「俺達は変な物じゃないです！」

『うん炭治朗君だっけちょっと黙れ！』



バッカ！ 何乱歩さんに喧嘩売ってんだバッカ！



「……ふん。君達はまだ目的を終えてないだろ、早く帰れ」

「もくて……」

「倒す相手が居るんだろう？」



乱歩さんの言葉に、炭治朗君は胸を張って答えた。



「──はい！」



まあその後は何時も通り、目を離した隙に消えてたよ。ああかまぼこ食べたい。ちゃんちゃん。

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