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『ん…ふあぁ』









目が覚めたけど、まだ外は暗い。
枕元の時計を見ると短針が6を指していた。









『朝練ないのに…』









いつもの習慣は怖い。
2度寝するにも中途半端な時間なため、布団から起き準備をする。





今日から、いつも通りの学校が始まる。
なるべく彼らとは関わらないようにしよう。
そうしないと、私の何かが壊れる気がする。









『いつも通り…いつも通りなら、大丈夫』









自分に言い聞かせるように呟いて、家を出た。









「あれ、A!?おはよー!」







『おはよう』







「今日って朝練ないの?」







『あー、やめた、みたいな』









登校してクラスに入ると、友人に声をかけられる。
前までは朝のSHRギリギリに来ていたから、意外だったのだろう。
開口1番に問い詰められた。









「え、バレー部?」







『うん。いろいろあってね』







「そっか…でも、いいの?」







『大丈夫だよ』









うそ。
いいの、なんて。そんなの。
いい訳ない。でも、しょうがないんだ。





選手に必要とされないマネージャーなんて、存在意義ないのだから。









『もうすぐSHR始まる。先生来る前に席着くね、また休み時間に!』









半ば無理やり笑顔を作って、自分の席に戻る。









「…大丈夫って、質問の答えになってないよ。つらいんじゃん」









友人の彼女が、そう呟いていたことには全く気づかなかった。

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にも - ずっとずっと楽しみに待ってます (2020年8月12日 13時) (レス) id: 61ca4dce83 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - おれんぴーさん» そうだったんですね…。私がそのような経験をしなかったので、少々強引な展開かもしれないです…。ですが、暖かく見守っていただけると幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年5月27日 12時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - 香奈さん» 暖かいお言葉ありがとうございます!恋愛編もよろしくお願い致します! (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - ナシロさん» ありがとうございます!!完全な新章となる続編ですが、よろしくお願い致します! (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)
ぷるしーの。(プロフ) - ???さん» コメントありがとうございます。確かにそのような経験をした方には都合がいい展開かもしれないです。ですが、そこは夢小説のご愛嬌と暖かく見守っていただけると幸いです。これからもよろしくお願い致します。 (2020年5月27日 11時) (レス) id: 58b9a3f90b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷるしーの。 | 作成日時:2020年1月22日 2時

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