【暗殺教室×文豪ストレイドッグス】On the day when it rains 4 【裏切り】

雨が158粒。 ページ24

中原中也side






あの超人理事長が帰って、太宰と言い争ってたら、名前が居なくなっていた。中島もだ。



若しや、中島と……？






「太宰、名前何処行った。」


「えー居ないの？」


「居ねェから聞いてんだ。然も中島も居ねェ。」


「そう云えばぁ〜。二人で教室を出て行ってたなー。」






敦君が名前ちゃんの手を引いてぇ〜、と付け足した太宰。



此奴の言い方に苛立ちを憶えたが、中島が何故彼奴を連れて行ったか謎だった。



というか、手を引いてだァ？






「嘘じゃねェだろうな。」


「勿論。保健室に行ってみな。」






それを聞くと、俺は急いで教室から出て保健室に駆けた。




名前が中島と浮気だとか、そんな心配はしてねェ。



中島が名前に手を出してるともな。第一中島は、彼奴の事が好きでは無い……筈だ。




あーくそッ。苛々する。



判ってんだよ、嫉妬ッつー事位。




俺は独占欲が強くて嫉妬深い。だから、正直彼奴を何時か閉じ込めたりしそうで怖ェ。





保健室に近付くに連れ、名前と中島の話し声が聞こえる。楽しそうな声が。



不意に扉の前で立ち止まった。






「そう云えば敦君、鏡花ちゃん元気？」


「元気だよ。最近では、仕事にも慣れてきたみたい。」


「そっか。何か私が嬉しくなっちゃうな。鏡花ちゃんって、妹みたいじゃない？」


「まぁ、歳も歳だからね。名前ちゃんの一個下だったよね。」


「うん。いいなー、下の子とか欲しい。うちって、殆ど上許りだし。あ、強いて云うならエリスちゃんか。」


「あー、彼の人と一緒に居る金髪の。」


「そうそう。可愛いんだよねぇ〜。あ、銀ちゃんも可愛いんだよ。龍ちゃんの妹の。」


「え、彼奴に妹居たの。ていうか、名前ちゃん、芥川の事そういう風に呼んでるんだ……」


「昔そう呼んでたみたいなんだ。余り憶えて無いんだけどね。」






至って普通の会話。友達同士で話すような、そんな会話。



正直、中島が羨ましい。




名前に"敦君"と呼ばれ、歳上なのに敬語じゃなくて普通に話して貰えて。



俺の場合、敬語でさん付け。



立場上仕方無い事なのかもしれねェが、距離が有るように思える。




名前と中島の会話を聞いていたくなくて、俺は扉を開けた。




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誰か画像の載せ方教えてくだせぇぇぇええええ!!ガチ目に!!


貰ったイメ画載せられないとか辛いんですよ!!

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