七海建人の限界オタクは呪霊操術師に恋される 2【呪術廻戦 / 夏油傑 / 七海建人】 (ページ8)

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普通の男になったご感想は？　＊ / 七海side ページ8

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Aside

絶体絶命。

なんて説明する？

えっと、推しなんです？

え、でも、初対面からあんな態度をとってしまってて…初対面で推しってなんかおかしい？きもい？

いやでも。

『あ、あの、ものすんごいタイプだったんです！！！
だから緊張しちゃって！！』

「…」

あ、なんか間違えた気がする。

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七海side

タイ、プ？

タイプって…

彼女は初めからあの態度だった。

つまり初めて会った時に、まさか私に一目惚…

いや、違うな。

この表情はそんな感じではない。

「タイプってどういう意味ですか？」

『えーとですね…それは、なんというか、愛でたい対象？』

…愛でたい対象？

私の眉が寄ったのが自分でわかった。

『いや、ちょっと違う、拝みたい対象！』

拝みたい対象？

だから、触れるのも避けていたと？

「…なんで私がそんな神格化してるんですか」

『それはちょっとわかりません…！』

でも、きっと彼女は今その神格化した私と普通に話せていることに気づいていない。

ちゃんと人として見てもらえるチャンスか？

私は彼女の頬に手を添えた。

『ぇ…』

「今普通に話せてますよ？だからこれを機会にちゃんと、人として見てもらえません…？」

『…っ、』

顔が赤くなったAさんに、私は欲が出た。

そのときに一気に自覚して。

人として、じゃなくて、男として見てもらいたくなった。

私は彼女の赤くなったその頬にそっと口付ける。

Aさん、どうですか…？

…私が神から、普通の男になったご感想は？

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