七海建人の限界オタクは呪霊操術師に恋される 2【呪術廻戦 / 夏油傑 / 七海建人】

執行猶予 ページ28

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Aside




『っ！！』


あ、待って、今私なんて言った？

なんか、傑に悪影響になるような言葉言っちゃったんじゃ…？



『…っ、ごめん、忘れて』




−−−−−




数日後、

あの件のことを聞くと、両親が亡くなってしまった子どもは、私が話したあの友人家族に養子に入ることになったらしい。

そして、他の子どもたちは普通に元の家族に戻ったと。

親子共に、呪霊や宗教に関する記憶はないが。

村人の中にはその宗教に人生を捧げている人もいたようで、その人は記憶の全てを失い、廃人となったらしい。


でも、それは知ったこっちゃない。



「おい、A」

『はい…』


そして、私は今ベッドの上で夜蛾先生に正座させられている。


「あの村には残穢が全く残っていなかった。
それから考えられることは一つ。
お前が…"Hide"を使ったということだ」

『…』

「目を逸らしても無駄だ。
俺はわかっている。

…だが、上は別だ。
お前の術式の詳細は知らない。
つまり…あれは、呪霊のせいに出来る。

はぁ…今回はそうやって俺が誤魔化したが、上にバレれば本当は呪詛師扱いされてもおかしくない状況だったんだぞ」



『でも、許せます？あんなん！』


「…わかってる。だから、執行猶予だ」

『執行猶予？なんの執行猶予ですか？』



「謹慎の執行猶予」



『え、謹慎のさらに執行猶予？やば、めちゃくちゃ軽い』


「おい、反省しろ」



『はーい…』



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機転のきく子→←胸糞悪い気分

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