第158話『甘えたモード』 ページ9
だってぇちょっとめんどくさかったんだもん(言い訳)
てか骸が教室来たりなんかするからめちゃ目立ってるし!!!
「ちょ、骸!?怒ってんの?!」
六「いいから」
「ごめんって!!電話切ったのは謝るから落ち着こ!?」
界「……六道サン、A嫌がってんだから離せよ」
骸に正面切って言った界。
周りのクラスメイトもひええ、って顔して見ている。
六「貴方には関係ないんで黙って貰えますか?」
無表情の界に対して笑顔でそう言ってのける骸。言うことを聞かない私にしびれを切らしたのか。
「っうわ、ちょ、は!?」
六「うるさい」
担がれた。
いや、見える見える!何がとは言わないけど!!ちゃんと短パン履いてるけど!!
骸に担がれた私はクラスメイトの驚いた顔を上から見ながら教室を出た。
.
連れてこられたのは空き教室。
どさっと机の上に座らされ片手でほっぺを掴まれた。
「…っいひゃい(痛い)」
六「…僕を無視したのはこの際いいですよ。でも雲雀恭弥とはどういう関係で?……僕に言えないような関係なんですか?」
黒いです。笑みが黒い。
てかこのままじゃ喋れるわけないだろ、と目で訴えれば気づいたようで掴んでいたほっぺを離してくれる。
「………なんか最近どういう関係?って聞かれること多すぎて疲れてきた」
六「質問に答えなさい」
「友達!!昔、私と遊んでくれてたの!!」
てかその案件そんなに気になることですか!?あんなに目立つことしておいて……まじ教室帰りにくいわ……というか私はツナくんとアンタが何話してたのか、そっちの方が気になるっつーの!!
私は机に座ってるけど当然、立っている骸の方が高くて見上げる形で言えばはぁ、とため息をつく骸。
そしてぎゅっと私を抱きしめた。
「……………むっくん、どしたの?最近甘えたモード多いね」
最近の骸は変だ。
前までこんなことあんまりなかったのに。
とにかく落ち着きなさいよ、という意味を込め、抱き締め返す。
背中をぽんぽんしながら言えば私の肩にぐりぐりとおでこを押し付ける彼。
六「……A」
「……ん?」
六「…A」
「…はいはい」
名前呼ぶくせに何も言わず固まりよった。
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雪見大福(プロフ) - これからも無理せず頑張ってください! (11月11日 10時) (レス) @page47 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
レイ(プロフ) - はじめまして!今日1から読み始め、XANXUSが大好きな私とても楽しく読ませて頂きました!これからも応援してます!! (2020年3月13日 3時) (レス) id: 7abe842fbe (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - さのさん» うそおおお(;;)嬉しすぎます…!最高なんてもったいなきお言葉…!亀更新ですが頑張りますので見捨てないでくださいね(殴) (2020年1月24日 16時) (レス) id: ed0491e176 (このIDを非表示/違反報告)
さの - あまりにも最高すぎて毎日ずっと読み返してます!!!こんな素敵すぎる作品をありがとうございます(´ ゚ω゚`)!!!ほんとに大好きですありがとうございますめちゃめちゃ面白いしきゅんきゅんもするしとにかく最高です! (2020年1月22日 2時) (レス) id: 550c2ffe1e (このIDを非表示/違反報告)
くうはく(プロフ) - zzzさん» そのように言っていただけて本当に嬉しいです(;;)初代さん…!!zzzさんのためにどうにか絡ましてみたいと思います!!(*´-`*) (2020年1月18日 13時) (レス) id: 698353e71b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くうはく | 作成日時:2019年12月25日 12時