リ ン ゴ を 食 べ た 白 雪 姫【HQ】

#１４ ページ16

国見｢写真ならありますよ？｣



おい、にやけてるぞ( 笑 )
てか写真撮ってたの!?いつ!?( 笑 )



『しゃ、写真...？』
国見｢ほら。｣


ぐいっと、前に突き出す国見の携帯。
そこには、男達に命令する西園寺先輩の姿があった。


いつの間にか、男達はいなくなってて気づけばバレー部だけ。


矢巾｢...本当にやったんですか？｣
西園寺｢ｯﾂ!!｣


岩泉｢...これ、ほんと、なのか？｣
及川｢でも、合成の可能性とかさ...｣

口々に疑いが湧き出る。



西園寺｢そ、そうよっ!!私はやってないわ!!これだって、合成でしょう!?｣
あ、そう来ましたか。

んー...めんどくさい...


ここで潰されるのもいいとは思うけど
もうちょっと踏ん張ってほしいし...



国見｢合成？僕にそんな技術ないです。｣
ほら、と携帯に入ってるアプリを見せる。


国見ちゃん、寝てるかキャラメル食べてるかバレーしてるかだけだもんね。
そりゃ、やらないな。




『栞雫、大丈夫？』
栞雫も泣き止んだことだし、そろそろやりましょうか。


『私、栞雫が襲われそうになったのを助けに行ったんです...ｯﾂ!!』
栞雫｢A、ちゃん...｣


西園寺｢はっ、冗談なんてやめなさいよ！｣
そろそろ、本性出てきましたね。


『冗談なんかじゃありません!!昼休みに私が落ちたものを取りに行ってる時、栞雫に何か言いましたよね!?』


ぐっ、と息詰まる西園寺先輩。


『その後、震えながらボーッとする栞雫みて怪しいと思って...だから早く行こうと思って栞雫についてったら西園寺先輩が...』


西園寺｢うるさいうるさいうるさい!!｣

｢｢！？｣｣
まって、もう？面白くないんですけど……


西園寺｢私は、やってないわよ!!そんな嘘重ねられて怒らない方がおかしいでしょう!?｣





嘘ついてるくせになんでムキになってるんですか？
これだから、偽物の白雪姫は。
特別に思ってもらいたいからって、自己中すぎるんだって...





『じゃあ、この写真はなんなんですか？』
国見ちゃんの写真を指さす。


西園寺｢そ、それはっ...｣
ほら、何も言えないんじゃ 岩｢もういいだろ｣...は？



岩泉｢ここまでやってないって否定してるのにまだ疑うなんて可笑しいだろ。別に二人とも助かったんだし、練習始めようぜ｣




...なんなの。なんなのなんなのなんなの。
自滅しそうだったじゃない。邪魔。


...ま、いっか!!
楽しみふーえた!!

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