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『ねぇー、国見』


国見「はい」






『1つ聞きたいことがあるの』

国見「はい?」





『私がいなくなった後は
何も変わらなかった?』

国見「そんな訳ないじゃないですか。
あなたは馬鹿なんですか」




『えー、そこまで言わなくても』

国見「言いますよ。
今まで、スポドリやネットの準備
ボールの空気は先輩が入れていたなんて
僕達誰一人知らなかったんですよ。

やらなくて当たり前だったことが
やらなければならない…という現実を知り
みんな日々疲れていました


準備するだけでも戸惑い片付けでもさらに
戸惑いましたよ。






『そうなの〜、知らなかった』





国見「…それで先輩、
俺達考えていることがあるんです」



『?』




国見「青葉城西に帰ってきませんか?」


『え』



国見「これは、及川さんが出した指示であり
俺たちの意思でもあります」



『……』



国見「無理にとは言いません
頭の片隅でもいいので
脳内に刻んで置いてください」





『………』




国見「それじゃ、準備をしましょうか」




『あ、うん』








金田一「………アイツ」ボソッ









私を、必要としてくれている人がいる

人達がいる




私の居場所を青葉城西におくと


けれど、今の私の居場所は
白鳥沢




この気持ちが揺るぐことは決してないはず








ないはずなんだ






若利から助けられたあの日から何年ガすぎ
ここにいるのが当たり前になった

その日から



また、私も必要としてくれている




そして、それは、あの及川の指示であり
あの子達の意思






『(馬鹿らしい)』





最近脳に浮かぶこの言葉






この言葉は棘があり
言い方や使い方を1本違えば

愛情と思いやりの言葉に生まれ変わる

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設定タグ:ハイキュー!! , 白鳥沢学園 , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:楓子 x他1人 | 作成日時:2020年1月13日 22時

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