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転生48 ページ13

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「この恥晒し……私の姿で私の声でよくもっ…!」






ガキィンッッ




『これはもうあんたの身体じゃないでしょーが…!』


「いいえ、私の身体よッ!!早く返せッ!!」



ガシャンッ



『うるさいなぁ…譲ったのはお前だろッ』



「譲った覚えなんかないッ!!早く私の身体から出ていきなさいッ!!!」




ガキィンッッ




鎖と鎖がぶつかり合う音



ダメだ…広いところに出ないとやられる…



1度外に…



『ッッ!?』


「貴女の考えはわかってる…出れるものなら出てみなさい」




全ての窓が鎖で覆われていて出れない



そんな事ありかよ



『それ、体力の消耗が激しいんじゃないの?』



「何を言っているの?私は貴方と違って術を使いこなせる。鎖城家に代々伝わる技も全て習得した。」



『あぁ…そーですかッッ!!!』



ガキィィンッッ


「ッッ…!…たかが数ヶ月呪術や体術を少し習得した貴方とは違う!!私は幼い頃からずっとッッ!!」



『私の事どうこう言う前にその弄れた性格を直したらどうなんだよッ!!』



「優しさだけじゃ誰も守れない…貴方みたいなお人好しはこの世界から出ていけばいい!」



『私だって死ぬ思いでこんな事したくないっての!!』





鎖を交えながらお互いの怒号は止まない





『この数日で習得した技があるの。貴方には絶対できない』



「お気楽でいいわね…。どうせ大したことないんでしょ?」




『じゃあ見せてあげる。私の呪術。』



本当は殺 したくない。


誰も殺 さずに元の世界に戻したかった。


でも今の私だとこれしか出来ない。




恵みたいに、悠仁みたいに、野薔薇みたいに


前の世界にいた時からずっと




普通じゃない普通を味わってみたいと思っていたんだ

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作者名:さっちゃん | 作成日時:2021年1月24日 13時

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